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「僕のこと忘れたんでしょ?」スーパーに息子を置き去りにした夫。顔面蒼白の先にあった涙のワケ

  • 2026.4.8

これは、知人のA子さんに聞いたお話です。
休日はパチンコばかりで育児に無関心な夫。ある日、息子を連れて買い物に出かけたはずが、なんと一人で帰宅して……!? 絶体絶命のピンチから始まった、ある家族の再生エピソードをご紹介します。

画像: 「僕のこと忘れたんでしょ?」スーパーに息子を置き去りにした夫。顔面蒼白の先にあった涙のワケ

パチンコ三昧で育児は丸投げ……無口な夫に募るモヤモヤ

A子さんの夫は、家ではほとんど口を開かない無口なタイプ。平日は朝早くから仕事へ出かけ、夜も遅く帰ってくる。休日はパチンコばかりで育児に無関心。「毎日仕事を頑張っているから休日に好きなことをしたいよね」と夫を気遣いながらも、家事や育児には一切関心を示さない姿に内心モヤモヤが募っていました。

息子は、近所の子どもがパパとサッカーをしたりキャッチボールをしたりと楽しそうにしている様子をどこか寂しそうに見ていました。

毎日A子さんが家事に育児に一人で奮闘する横で、知らん顔をして過ごす夫に、彼女の心のモヤモヤは、少しずつ不満へと変わっていきました。「少しくらい父親らしいことをしてよ!」そんな願いも虚しく、会話のない日々が続いていたのです。

「息子を置いてきた……」顔面蒼白で帰宅した夫の衝撃発言

そんなある日、町内の集まりでどうしても外せない用事ができたA子さんは、意を決して夫に数時間だけ息子の世話を頼みました。渋々承諾した夫は、息子を連れて近所のスーパーへお菓子を買いに出かけます。

しかし、しばらくして帰宅した夫の姿を見て、A子さんは目を疑いました。玄関に立っていたのは夫一人だけ。
動揺して顔面蒼白になった夫が絞り出した言葉は、「スーパーに、息子を置いてきたかもしれない」という信じられない告白だったのです。

「お父さん、僕のこと忘れたんでしょ?」迷子センターでの再会と夫の涙

心臓が止まる思いで店へ駆け戻ると、息子はケロッとしていて、迷子センターでスタッフさんと談笑しながら、お菓子を食べていました。

迎えに来た二人を見るなり、息子は笑って言いました。
「お父さん、僕のこと忘れたんでしょ?」──その言葉に、夫婦で平謝りしながら帰路につきました。トボトボと歩く道中、夫は涙ながらにポツリと本音を漏らしました。
「実は、子どもとどう接していいか分からず、逃げるように家を空けていたんだ……」と。

「パパはいつも遊んでくれたよね」ヒヤリ体験が繋いだ親子の絆

夫の不器用すぎる告白を聞いたA子さんは、「今からでも遅くないよ。思い出に残る父親になろう」と優しく背中を押しました。

その日を境に、夫は劇的な変貌を遂げます。平日も可能な限り早く帰宅し、休日は息子とキャッチボールやスポーツを楽しむ、誰が見ても「子煩悩なパパ」になったのです。

時が流れ、高校生になった息子が「パパは小さい頃からいつも遊んでくれたよね」と笑って話す姿を見るたび、あの日のヒヤリとした事件は、家族が本当の意味で一つになるための大切な一歩だったのだと、A子さんはしみじみ感じるそうです。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

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