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江戸時代にタイムスリップ♪新しくなった「江戸東京博物館」へ

  • 2026.4.7

2026年3月31日、江戸東京博物館(愛称:えどはく)が、約4年の改修工事を終えリニューアルオープンしました。 来館者を江戸の世界へといざなう光の演出が楽しめるほか、「浅草花屋敷の門」「同潤会代官山アパートメント」など大型模型も新設。 ことりっぷ編集部が行ってきたので、会場の様子や見どころをレポートします♪

江戸時代にタイムスリップ♪新しくなった「江戸東京博物館」へ
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江戸東京博物館とは

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ことりっぷ

「江戸東京博物館」は、江戸東京の歴史と文化を振り返り、未来の都市と生活を考える場として平成5(1993)年3月に開館。菊竹清訓の設計によるユニークな建物で、開館以来、東京を代表する文化施設として、徳川家康の江戸入府から現代に至る約400年間を中心に、貴重な実物資料や復元模型・体験型資料を用いて紹介しています。

収蔵品を活用した空間演出と展示のアップデート

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今回のリニューアルでは、アート&デザインスタジオTangentが、常設展示室内の空間演出の一部を手がけています。江戸時代の町人文化を象徴する「のれん」を日本橋の先に設置。“現代”と“江戸”の視点が切り替わる境界として、来館者を江戸の世界へといざなう、光の演出です。

6階常設展示室では、大胆に空間構成を見直し、これまで使われていなかった天井付近の壁面にスクリーンを設置し、江戸と現代の空をイメージした映像を投影。これにより、日本橋、中村座、服部時計店という、実物大の大型模型を包み込むような、ダイナミックな景観演出が実現しました。

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また、「江戸の美」コーナーでは、固定的な常設展示のしつらえから、ギャラリー的な空間に改装し、さまざまな展示手法を展開。開館記念の1か月(展示期間:2026年3月31日~4月26日)は、歌川広重《名所江戸百景》全点を、このコーナーで一堂に展示しています。

旅のしおりをイメージしたデザインの額の演出で、江戸の都市空間や名所を、俯瞰的に捉えることができる展示になっています。

まるで江戸さんぽ♪街並みと日常がよみがえる空間

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江戸ゾーンではこれまでも、江戸の人々の日常生活を直観的に理解できる空間を構成していましたが、今回のリニューアルでは、実寸大の模型や環境表現を増加し、江戸時代の生活文化をより身近に感じることができるようになりました。

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そして、棟割長屋模型では、一部、中に入れるスペースを設け、当時の住まいの広さや生活財の配置を、身体感覚として感じ取ることができます。

江戸の暮らしをのぞく、ジオラマの世界

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江戸の町を再現したジオラマも必見。日本橋のにぎわい、武家屋敷の静けさ、神田祭の華やかな行列――。両国橋のたもとでは納涼船が行き交い、広小路には見世物小屋や茶店が並び、今にも人々の声が聞こえてきそう。

新しく「服部時計店」がお目見え。進化した大型展示に注目

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今回のリニューアルでは、これまで「東京ゾーン」の象徴的存在であった「朝野新聞社」模型を、明治期の銀座を象徴する「服部時計店」へと改修しました。

実際の建物も、明治7年の朝野新聞社から明治27年に改装し、28年に営業を開始した服部時計店へ改修されています。開館から30年を経て常設展示室を改修する機会に、史実に倣って模型もアップデートすることになりました。

約26メートルと、展示室の天井に届くような高さの迫力のある超大型模型で、歴史空間への深い臨場感を演出しています。

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芝居小屋・中村座

一方、江戸ゾーンの象徴である、実物大の芝居小屋「中村座」は、中に入ってみたいという要望に応え、内部に導線を整備し、芝居小屋の賑わいを感じられるようになりました。

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浅草花屋敷の門

また、東京ゾーンでは、明治30年代の「浅草花屋敷」の門を5F常設展示室内に復元。「同潤会代官山アパートメント」は昭和前期の生活空間を復元しました。

東京の歴史をたどる、貴重な資料展示

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東京市営乗合自動車(円太郎バス)

東京ゾーンの「関東大震災」コーナーでは、現存する日本最古の公営乗合バス「円太郎バス」を新たに展示。

震災復興期の東京を象徴する資料であり、東京が大きな危機を経て再び動き出したことを示す、重要な実物資料として位置づけられています。こちらは2020年に自動車として初めて、国の指定重要文化財となっている希少性の高い資料です。

江戸グルメやグッズもチェックして

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江戸と言えば「そば、天ぷら、寿司」、銀座と言えば日本発祥の「洋食」、東京から広まった料理がたくさんあります。館内にある「和ダイニング こよみ」では、そんななじみの深いお料理を和モダンな空間で“粋”にいただけます。ゆったりとした空間で季節感あふれるお食事をどうぞ。

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ミュージアムショップ D!G TOKYO

また、「ミュージアムショップ D!G TOKYO」では、展覧会図録や刊行物をはじめ、江戸東京博物館のコレクションを使ったオリジナルグッズなどを販売しています。ご鑑賞の前後に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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リニューアルした「江戸東京博物館」はいかがでしたか?さらに魅力的になった施設を、この機会にぜひ体験してくださいね。

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