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亡き祖母が大好きだったフレンチのお店へ… 悲しみを“温かい記憶”に変えた店員さんの計らい【書評】

  • 2026.4.6

【漫画】本編を読む

故人に思いを馳せる時間は、どこか切なく、それでいて温かい――。人気イラストレーター・しばたまさんが、フォロワーから寄せられた体験談を漫画化した『しばたまが聞いた! 本当にあったすごい話』。本稿で紹介するのは、亡き祖母が愛したフレンチ店で起きた胸に残る一幕だ。

体験談を寄せたのは19歳の時に大好きな祖母を病気で亡くした女性。家族全員が深い悲しみに包まれる中、母親がふと「今度の週末おばあちゃんが好きだったフレンチ料理屋さんに行こうよ」と提案した。

その店は祖母がひとりでも足を運ぶほど気に入っていた場所で、家族にとっても数々の思い出が詰まった特別な空間だった。当日、いつもの席に祖母の写真を置いて座っていると、ドリンクを運んできた店員から粋な計らいが……。

愛する人との別れは、筆舌に尽くしがたい悲しいもの。しかしこうしたささやかな心配りが、沈んでいた家族の心をふっと軽くし、悲しみを少しだけ温かな記憶へと変えてくれることがある。実際、その日のディナーについて女性は「忘れられない思い出になった」と振り返っていた。

また店員の温かな配慮とともに、祖母がいかに多くの人に愛されていた存在だったのかもうかがえるこちらのエピソード。ゾッとする話やスカッとする話だけではなく、こうした心温まるエピソードが読めるのも『しばたまが聞いた! 本当にあったすごい話』の大きな魅力といえるだろう。

文=ハララ書房

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