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「今日の清掃、参加してなかったわね?」近所の一斉清掃日で謎の罰金を要求してくるご近所さん。だが、正論を返した結果

  • 2026.4.9

謎のルール

郊外の団地での一人暮らしは、静寂で心地よいものだ。

だが、ここには住人たちで作られた独特な暗黙の了解があった。

月に一度の棟内の一斉清掃日。

ある月、どうしても抜けられない仕事と重なってしまった私は、管理組合へ事前に欠席の旨を報告し、手続きは済んだものと安心しきっていた。

清掃活動が終わったであろう日曜の昼下がり。

玄関のチャイムが鳴り響いた。扉を開けると、そこには同じ棟に住む世話好きそうな女性の姿があった。

「今日の清掃、参加してなかったわね?罰金として500円もらうわよ」

挨拶もそこそこに当然のような顔で手を突き出され、私は唖然とした。

金額の問題ではない。入居時に受け取った規約書類には、「仕事都合による欠席は免除」と明確に記載されていたからだ。

「お待ちください。そんな決まり書きはありませんでしたよ。書類には仕事の場合は免除されると記載されていたはずですが?」

私は正当な根拠を元に反論した。これで納得してくれるだろうという甘い期待を抱いて。

しかし、彼女の口から飛び出したのは、常識を疑うような身勝手な解釈だった。

「あんなの、会社から命じられた『出張』の時だけよ。ただの仕事で休むなんて認められないわ」

規約のどこにもそんな細則は存在しない。完全にその場しのぎの後出しルールだ。

呆然とする私を鼻で笑うと、彼女は一歩にじり寄り、ねっとりとした声で囁いた。

「いいこと?ここで逆らって『ご近所さん』の機嫌を損ねたら、この団地にいづらくなるわよ?」

そのあからさまな脅し文句を聞いた瞬間、私の心の中から怒りよりも静かな冷たさが込み上げてきた。

毅然とした態度で反論

私はおばちゃんの顔を真っ直ぐに見据え、低いトーンで告げた。

「入居時に交わした契約書に記載のない『謎のルール』に従うつもりはありません。後付けの理由で罰金を請求されても、支払う義務はないはずです」

「なっ…!他の人はみんな払ってるのよ!あなただけワガママは通用しないわよ!」

顔を真っ赤にして捲し立てる彼女に対し、私は微塵も揺るがなかった。

「他の方がどうされているかは関係ありません。私が納得できない以上、支払う意思はありません。どうしてもというなら、管理組合の会議で正式にルールを変更し、規約を改訂してからにしてください。話を聞くのはそれからです」

私は財布には一切触れず、きっぱりと言い放ってから静かにドアを閉めた。

扉の向こう側から何か文句を叫ぶ声が響いていたが、不思議と私の心は晴れやかだった。

理不尽な同調圧力に屈することなく、自分の意思を貫き通せた事実が、胸のつかえをすべて吹き飛ばしてくれたのだ。

謎のルールには二度と振り回されない。そう固く誓った、胸がすくような出来事だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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