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娘「高校行かない」母が進学をすすめても、のらりくらり。進路面談で明かされた『本当の理由』に涙

  • 2026.4.3

中学生の子どもが突然「高校には行かない」と言い出したら──?
今回は、筆者の友人が実際に経験した、子どもの進学トラブルについて紹介します。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

まじめな娘が宣言「高校には行かない」

中学生の娘はとてもまじめで、学校で生徒会に入ったり、吹奏楽部の部長をしたりと周りからも慕われる子です。

そんな娘が中学3年生のとき。進路を決めたり、受験先を考えたりしなければなりません。受けたい高校はあるのかな、どんな進路に進みたいのかなと思っていたある日。

「高校には行かない」

成績もよく、高いレベルの高校を狙える実力があるのに、突然そう言いだしたのです。将来やりたいことがないのか、人間関係に疲れてしまったのかなど、さまざまなことが頭を駆け巡ります。

頑なに進学を拒む娘

娘と話し合いをしました。

「行きたい高校がないの」
「吹奏楽は中学校まででいい」
「特にやりたいこともないし、だったら働きたい」

吹奏楽部で有名な高校をすすめても、進学校をすすめても、のらりくらりとかわされます。学校での進路希望調査票にも、進学ではなく“就職”に丸をつけて提出する始末です。

そんなとき、担任の先生から連絡がありました。

「迷惑をかけたくない」娘の気持ちに感動と反省

進路希望調査票を出した後、先生と進路面談をした娘。そこで言ったのは「母には迷惑をかけたくない」という言葉だったのです。

実は我が家、娘が小学生のときに夫が他界。私一人で娘と、3歳下の息子を育てることになりました。娘が高校に進学するとき、弟は中学1年生になります。2人一緒に進学すると、制服代をはじめ、必要ないろいろな費用が増えます。

私に金銭的な負担をかけるのが心苦しい娘は、高校に行かずに働き、弟には大学まで進学してほしいと面談で答えたそう。まじめな娘だからこそ、そこまで悩み、心配をかけてしまったと反省した私。
そして、娘の心遣いに涙が止まりませんでした。

娘の本音を知った結果

その後、先生や娘とも相談し、学費が免除される特待生制度を利用することに。

「やっぱり吹奏楽を続けたい」

そう希望する娘を、顧問の先生が吹奏楽の強豪校に推薦してくれました。そのおかげで、娘は無事に進学。今では、厳しくも楽しい吹奏楽部に入り、充実した高校生活を送っています。

あのとき、自分の将来よりも私や弟を優先しようとした娘の思いやりを、私はずっと忘れないでしょう。天国の夫もきっと成長を喜んでいるはず。そう思いながら「もっとがんばらなければ!」と自分に喝を入れました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。

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