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「人生損してるね(笑)」見下された私。でも、ママ友がタワマンに住んだ途端、立場が一瞬で逆転した話

  • 2026.4.2

幸せの形は人それぞれですが、他人の生活を自分の物差しで測り、優劣をつけたがる人もいます。本当の豊かさはどこにあるのか、自分らしい正解を忘れずにいたいですよね。今回は筆者の友人A子の体験談をご紹介します。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

地味な私を笑うママ友

私は昔から、質素で身の丈に合った暮らしが好きでした。
季節の花を飾り、丁寧に淹れたお茶を楽しみ、使い込むほどに味わいが増す木製の家具に囲まれる。
それが、私にとっての「豊かさ」だったのです。

けれどママ友のS子にはそれが「地味で貧乏くさい」と映っていたようです。

会うたびに「もっと自分に投資したら? 人生損してるよ」と私の堅実さを鼻で笑い、グループLINEでも「A子ちゃんは節約の神様だよね(笑)」と揶揄される毎日。
落ち込むこともありましたが、それでも私は、自分にとっての心地よさを守り続けてきました。

豪華な新居自慢

ある日、S子が「実は駅近のタワマンに引っ越したの!」と、自慢げに報告してきました。

豪華な内装や、窓から見える夜景がどんなに素晴らしいかを語り、「A子ちゃんもいつか、こういう所に住めるといいね」と私を憐れむS子。

相変わらずのマウントに苦笑いしつつ、私はただ相槌を打っていました。
彼女の言う「華やかな幸せ」と、私の「静かな幸せ」は交わることがないのだと、どこか遠い世界の話のように感じていたのです。

明かされた意外な真実

数日後、S子がLINEで不満を爆発させました。
「新居のエアコンが壊れたんだけど! 不動産屋の対応も遅いし、信じられない!」

憤慨する彼女が送ってきた室内の写真を見て、私は一瞬、息が止まりました。
……え、これって302号室?「私の部屋」だ……!

実は私は、独身時代からの貯金を、銀行員の弟のアドバイスでマンション投資に回しています。
なんと、S子が借りたのは私の持ち部屋だったのです。
管理をすべて不動産屋に一任していたため、今の今まで気づきませんでした。

迷った末、私はグループLINEにこう打ち込みました。

「迷惑をかけてごめんね。オーナーは私なので、管理会社にはすぐ連絡しておきます」

送信ボタンを押した直後、それまで絶え間なく鳴っていた通知音がピタリと止まりました。
既読の数だけが増えていく、奇妙な静寂。
画面越しに、S子の顔が真っ青になるのが見えるようでした。

私が守りたい豊かさ

S子からはその後、何事もなかったように個別連絡でお礼が届きました。
そして、それ以来、S子が私の暮らしを笑うことはなくなったのです。

見栄のために他人を傷つける脆いプライドより、小さな幸せを慈しみながら積み上げた「心の余裕」こそが、何にも代えがたい財産なのだと痛感しました。

誰に何を言われても、私は私の愛する暮らしを誇りに思いたいし、大切にしたい。
そう決意を新たにした出来事でした。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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