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緊急入院などもしもの時、子どもが困らないように。親がまずやっておくべきこととは?【著者インタビュー】

  • 2026.3.31

【漫画】本編を読む

母親の余命がわずかと知った瞬間から看取りまでを描いたキクチさんのコミックエッセイ『20代、親を看取る。』(KADOKAWA)。そしてその2年後、今度は一緒に母を看取った父が自宅で倒れ、緊急搬送されてしまう。なんとか一命は取り留めたものの、倒れた原因は不明。ICU(集中治療室)に即入院することが決まり、キクチさんはまたもやさまざまな対応に追われることとなる。介護の申請から延命治療の有無まで対応するのは自分ひとりだけ。そんな顛末をまとめた『父が全裸で倒れてた。』(KADOKAWA)が2026年2月に刊行された。

誰もがいずれは経験することになる親との別れ。この2冊には親の不調と付き合うことへのメンタルの変化から、普段離れて暮らす親に変事があった時の対応方法まで多岐にわたる事柄が描かれている。看取りや介護の中で大変だったことや役に立ったこと。そして、キクチさんにとって困難を漫画にしていくことにどういう意味があったのか話を伺った。

――本作を親の立場で読む人も多いと思うのですが、もしもの時のためにまずすべきことはなんでしょうか?

キクチさん(以下、キクチ):まず重要書類をまとめておくのはすごく大事です。父は保険とか年金とかの情報を金庫的なところにまとめてくれていて、しかもそれを私に教えてくれていたのですごく助かりました。母の時はいろいろと点在していて、父がすごく苦労していましたね。どんな保険を契約しているのか? 預金はどのくらいあるか? など、わからないと困ることは結構あるので。

――お母さまの時の体験からお父さまが準備されていたのですね。

キクチ:というわけではなく、父は整理整頓をきっちりするタイプだったので元からまとめていたみたいです。ただ父の中では母が亡くなったことで「この家の後始末をするのは娘だ」という認識が強くなったようで自分が死んだ時に見るファイルを作ってはくれていました。ただ、専門的なことを調べて作ったわけではないので、そこはかなり不十分でした。

――キクチさんはご自身の経験を踏まえて何かご家族と準備したりはされましたか?

キクチ:重要書類を1ヵ所にまとめておかないと、と思って少しずつ整理をし始めています。ただ私は現在夫と二人暮らしなのですが、夫と話し合ったりはしていないですね。延命治療についてもそうですが、まだ30代なので少し早いかなと思ったりして。ただ私たちは事実婚なんです。病院によっては面会の制限があったり、手術の同意サインが書けなかったりするので、そういうところについてこれから考えていかないとなとは思っています。

取材・文=原智香

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