1. トップ
  2. 恋愛
  3. 子どもが生まれても飲み歩き、家事も育児もしない夫。ワンオペで限界を迎えた妻は、ついに別居を決意する!【書評】

子どもが生まれても飲み歩き、家事も育児もしない夫。ワンオペで限界を迎えた妻は、ついに別居を決意する!【書評】

  • 2026.4.20

【漫画】本編を読む

『今日から別居します 産んだら夫を嫌いになりました』(おかめ/KADOKAWA)は、出産をきっかけに変わっていく夫婦の関係と、ワンオペ育児に追い詰められていく妻の姿を描いたコミックエッセイだ。

主人公・さくらは長男を出産し、里帰りから夫のいる自宅へと戻る。家族3人で穏やかな生活が始まるはずだったが、現実は大きく違っていた。初めての育児に追われるさくらに対し、夫のたくやは結婚前と変わらず飲み歩き、家事や育児をほとんどしない。「手伝うことがあれば言って」と口では言うものの自分から動くことはない。助けを求めてもまともに向き合ってくれず、さくらは孤独感を深めていく。

産後に夫に対してマイナスの気持ちを持ってしまう心理を率直に描いている本作。子どもが生まれる前は仲の良かった夫婦でも、生活の変化によって関係が崩れていくことは珍しくない。そうした夫婦のすれ違いを、特別な出来事ではなく日常の延長として描いている。育児疲れや寝不足に加えて、頼れる人がいない不安が重なり、夫の何気ない言動さえも強いストレスになっていく様子がリアルだ。そんななか、夫のキャバクラ通いや借金が発覚し、夫婦関係はさらに大きく揺らいでいく。家庭を顧みない行動を続ける夫に対してさくらの気持ちは次第に冷めていき、そしてついに別居を決意する――。

結婚や出産が、思い描いていた幸せにつながるわけではないという現実を突きつける本作。子どもが生まれたあとは夫婦の協力がより不可欠になるが、夫婦間でその認識のズレが大きいと関係は案外簡単に崩れてしまうことを教えてくれる。ワンオペ育児で孤独や不安を感じている人、夫との関係に悩んでいる人にとって、「自分だけではない」という気持ちと、パートナーに対して一歩を踏み出す勇気を与えてくれるはずだ。

文=ゆくり

元記事で読む
の記事をもっとみる