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田中みな実が肌管理を任せるキム先生に聞いた、激しい施術の落とし穴。本当の美肌を目指せる美容医療とは?

  • 2026.3.31
教えてくれたのは……

clinic K

金 児盛(キム・アソン)先生

徹底した肌管理でおなじみの女優・田中みな実さんが肌を委ねる金先生。循環器内科から医師のキャリアをスタートさせ、アンチエイジング医療に興味をもったことから美容医療の分野へ。本場、韓国での美容医療事情にも精通し、長い目で見た満足度を鑑みて本当に必要な施術を提案。その精度の高さは、愛称にもなっている、おもちのようなつるもち肌が証明するところ。

田中みな実さんがclinic Kでやっている肌管理
✓ ララドクター
✓ LDM
✓ MIINレーザー
✓ ターゲットクールブースター

こちらもチェック → 【田中みな実の美容メンテ】39歳目前、“美容医療で肌管理”を始めました!

レーザー、肌育注射、HIFU……その施術、今、本当に必要?

キム先生

美容医療に限らずですが、やりすぎていいものはありません。日本では特に美容医療をイベントのように捉え、1回で大きな効果を求める傾向があり、クリニック側もそのニーズに応えがち。ですが、いずれの施術も少なからず肌にダメージを与えるもの。そのため、その施術が本当に必要か、そしていつ受けるのが適切か見極める必要があります。


美容医療のやりすぎの先にあるものとは

キム先生

美容医療なら1回で結果を出せる、と思う方もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは言えません。たとえばシミ治療のレーザー。加齢とともに肌の修復力は衰えていくため、20代と同じような強い出力で当てると、シミやそばかすは取れたとしても、色素沈着が残ったり、肝斑が浮き上がってきたり。そうなるか、ならないかは、個人差があるため、その方の肌の許容範囲を見極めながら、シミやくすみの治療をする必要があります。また、ダメージを受けて炎症を起こした組織が修復されるのを待たずして、次々施術を受けると、肌の中では炎症がずっと続き、どんどん肌が疲れて敏感肌に移行し、赤みが消えなくなるケースも。ツヤツヤだけど肌が薄くなって乾燥しやすいビニール肌も、やりすぎた結果といえます。


こんな症状が出ていたら注意! やりすぎ美容医療チェックリスト

□化粧水や美容液がしみる
□赤みやほてりがなかなか引かない
□同じ施術なのに以前より痛く感じる
□ツヤはあるが、肌が薄くなった気がする
□ファンデーションが浮きやすい
□月1回以上、レーザーやHIFU・高周波を受けている
□ダウンタイム中に次の施術を受けたことがある
□「効かない気がして」出力を上げてほしい、と頼むことがある

チェックが3つ以上ある方は要注意……!

やみくもな施術が美肌を遠ざける!シミ・シワ・たるみのケアは年間スケジュールを組んでコントロールすべし

キム先生

韓国の人は肌がキレイとよく言われますが、それはレーザーのようにダメージを伴う施術をしたら、LDMや導入のような鎮静や修復を促す施術を入れるなどして、“休ませる”意識があるから。一気にやるより、細かく時間をかけてやるのが基本です。
では、何をするといいのか、迷う方も多くいらっしゃいますが、若々しくいようと思うなら、私たちが見た目年齢を自然と判断する基準となっている、シミ、シワ、たるみをコントロールする施術を。それぞれ個々の肌に適した施術があるので、それを見極め、ひとつ施術をしたら、ちゃんと肌を休ませて回復してから次の施術を受けるようにしましょう。


・シミ
肌によって受けられるレーザーの強度や頻度、許容範囲が異なるので、それに合わせたタイミングで受ける

・シワ
3〜4ヵ月を目安にボトックスを継続

・たるみ
高周波やHIFUなど半年から4ヵ月に1回が目安

キム先生

自分の肌と相談しながら、信頼するドクターとともに年間でスケジュールを立てて行うことが大事。紫外線をちゃんと予防して、保湿をきちんとする。攻めた濃い成分を使いすぎる、洗いすぎるなどやりすぎ美容をしない。そういった老化を進めないための日々のスキンケアをあわせてすることも大切です。


教えてキム先生!美容医療の悩みを一問一答

HIFUのやりすぎでむしろ老けるって本当?

A.本当です! 頬がこけることで老けて見えます

キム先生

HIFUは、どの部位のどの層にどれだけ熱エネルギーを与えるかといったデザインが命。上手に扱えば、日本人が理想とする卵型の小顔に導くことができますが、やりすぎたり、正しく使えていなかったりすると頬がこけて老けて見えます。本来、HIFUは、熱ダメージを加えることで真皮や筋膜などのタンパク質を凝固させて収縮させることでリフトアップさせ、さらにそれが修復していく過程でコラーゲンの生成が促されるという、可逆的な変化をもたらす施術。間違ったあて方をすると火傷のリスクもありますし、個人差を考えず、むやみにあてるとこけてしまうため、きちんと学び、スキルのある先生のところでやるのをオススメします。


美容医療はいつから始めたらいい?

A.コラーゲンが減り出すタイミング。つまり20代後半から30代にかけてです

キム先生

韓国では、10代から肌管理をするために当たり前のように美容クリニックに通う文化がありますが、そういう文化がない日本においては、コラーゲンが減る20代後半からがオススメです。なぜなら減ったものを増やすより、今あるコラーゲンを守る方が効率がいいから。UVケアで減るのを防ぎ、ビタミンC配合のコスメなどで増やすケアをしながら、肌育治療をはじめ、コラーゲンを増やす施術を定期的に続けることでキープが可能。ピークのコラーゲン量をキープするのがベストだと思います。


シワに効くのは、やっぱりボトックス?

A.はい! 顔の印象まで変えられる価値ある施術です

キム先生

大前提として、シワがあること自体、問題ではないと僕は思っています。ですが、若々しい美しさを追求している今の世の中と足並みを揃えたいなら、シワに関してはボトックスがイチオシであり、メンテナンス感覚で続けるのが◎。“無人島にもしひとつ美容医療を持っていくとしたら?”的な究極の質問をされたら、間違いなく選ぶのがボトックス。シワを消すことで、顔の印象をよくできるし、打ち方によってはたるみの予防も可能だからです。


ボトックスは一生打ち続けないと意味がないの?

A.打ち続けている間は、“シワ時計”が止まります!

キム先生

ボトックスの効果(3~4ヵ月)に合わせて年4回ペースで打っていれば、シワは進行しません。ただし、ボトックスをやめると、まるで止まっていた時計が動き出すかのように、少しずつシワが進行します。


ヒアルロン酸注入のトレンドは?

A.今は少量だけ入れる“マイクロフィラー”がトレンドです

キム先生

鼻やあご先などに注入して、顔の形をつくる施術が日本ではまだ行われていますが、実は世界的にはこのトレンドは終わっています。その代わりに台頭しているのが、ジュベルックやヒアルロン酸製剤などのスキンブースターによってコラーゲンの再生を促す肌育治療。また、少量だけヒアルロン酸を入れて肌の凹凸をならすような、顔の形を変えるのではなく微弱な変化をもたらす施術がトレンドです。


次にくる注目の施術を教えてください!

A.「リトゥオ」&「エムフェイス」!

リトゥオ(Re2O,日本正式名BNAJU)
人体の真皮由来のECM(コラーゲンとエラスチン)成分を注入する韓国発祥の施術。キム先生のクリニックでも施術がスタート。

キム先生

ドナー(亡くなった方)から提供された脂肪や真皮を、高度な技術で精製・製剤化したもの。他人の、しかも亡くなった方のとなると安全性が気になるかもしれませんが、これらは世界で最も安全性評価が厳しい米国の組織バンクから供給されたもののみを使用しています。正直、リトゥオを始めた当初は「皆さん、抵抗があるかな?」と思っていたのですが、その高い効果にリピーターが続出。韓国では、欠品が続いているとのことです。


エムフェイス
高周波×HIFES(高密度焦点式電気刺激)で、皮膚と同時に筋肉を引き締められる唯一の治療。

キム先生

最新で最強とも言えるたるみ施術がエムフェイス。これまで、美容医療で皮膚表面から真皮や脂肪までアプローチしてきましたが、さらにその下にある筋肉へマシンを当てるだけでパワフルに刺激を与えられるのが魅力。痛みなくフェイスラインが引き締まり、印象の若返りが叶います。


信頼できる先生・クリニックの見つけ方を教えて!

A.施術を詰め込みすぎず、美容医療はメンテナンスと捉え、長期的な美しさ、満足度を一緒に考えてくれるクリニックを!

キム先生

マニュアル通りの施術提案ではなく、まず医師が自らきちんと悩みを聞き、今、その人の肌に必要な施術を提案してくれるかが、ひとつのポイント。ちなみに僕は、「渡韓するからHIFUを受けてくる」と患者様に言われたとき、タイミング的に問題なく信頼できそうなクリニックなら、OKと言います。大切なのは、目先の利益ではなく、患者様の長期的な満足度。それで結果がよければ、いいと考えているので、そういった相談にものるようにしています。
また、きちんとマシンを使える正しい知識を持ち、技術を磨いているかも大切なポイント。どんなに最新の高級マシンでも、扱いきれなければ意味がなく、F1カーを僕たちが乗りこなせないのと同じで、リスクまである。広告やSNSだけに惑わされず、いい先生と出会って欲しいですね。


まだまだ“美容医療慣れ”してない私たちが、やりすぎず、最大限メリットを感じるには、ただすすめられるがままに施術を受けるのではなく、みずから知識を持って臨むことがマスト。そして信頼できる先生を妥協なく見極めること。その姿勢こそ、美容医療を上手に活用できるようになる近道です。

取材・文/楢崎 裕美 構成/剱持百香 TOP画像:shisu_ka/Shutterstock.com

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