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『花が咲けば、月を想い』で証明した女優イ・ヘリの「再発見」

  • 2026.3.30

ドラマ『花が咲けば、月を想い』で枠を超えるキャラクター消化力を見事に証明したのは、女優イ・ヘリだった。

禁酒令の時代に生計のため密造酒を始めるカン・ロソ役を演じ、アクション、コメディ、メロドラマ、繊細な感情表現まで幅広く披露。人物に生命力を吹き込む熱演で、「イ・ヘリの再発見」との評価を引き出した。

コミカルさから深い悲哀まで

物語の序盤では、イ・ヘリの持ち味であるコミカルな演技で一気に視線を集め、その後、回を重ねるごとに表現の深みを増していった。違法と知りつつも密造酒に手を染めざるを得ないカン・ロソの切実さを生々しく伝え、禁酒令と陰謀の犠牲となった仲間や家族への激しい感情をぶつける場面では、視聴者の胸を強く打った。

(写真提供=Monster Union、People Story Company)

とりわけ、ナミョンの訃報を聞いた場面や、父の死の真相を知った瞬間に見せた涙は、その悲しみの深さを測り知れないほど凄絶で、画面越しに伝わる感情の強度が際立っていた。

一方、ユ・スンホとのロマンスでは、イ・ヘリならではの愛らしい魅力を存分に発揮し、“ロコの妖精”という呼び名を確かなものにした。

変幻自在の姿と、物語を牽引する存在感

本作におけるイ・ヘリの変身ぶりも大きな見どころであった。

医女、妓生、男装など多彩な装いを披露し、連続する危機の中で弓や銃を巧みに操り、屋根を飛び越える追撃戦まで体当たりで演じ切った。スピーディーに展開する物語の中でも、揺るぎないカリスマ性と冷静なリーダーシップを発揮し、“朝鮮版ガールクラッシュ”と呼ぶにふさわしい存在感を放った。

(写真提供=Monster Union、People Story Company)

何よりも本作では物語の中心に立ち、展開を牽引するイ・ヘリの底力が際立った。地方の酒売りから漢陽最大の密造酒場の主へと成長する過程で、すべての事件の主体としてストーリーを動かし続けた。

終盤では機転を利かせてイ・シフムを失脚させ、禁酒令の解除へと導く英雄的な役割を果たした。禁酒令から謀反に至る大きなスケールの物語の中で、物語を掌握する存在感を放ったと言える。

(写真提供=Monster Union、People Story Company)

「ロソを演じながら、本当にたくさん泣いて、笑って、走りました。いつも勇敢で温かかったロソのおかげで、愛と勇気、そして知恵を学べた時間でした。これまでたくさんの愛を送ってくださった視聴者の皆さんに感謝しています。『花が咲けば、月を想い』が、大切な人と分かち合う甘い一杯のお酒のようなドラマとして記憶に残ってくれたらうれしいです」

(写真提供=Monster Union、People Story Company)

初挑戦となった時代劇ドラマ『花が咲けば、月を想い』で、時代を超えて通用するキャラクター表現力を示したイ・ヘリ。今後の歩みにも大きな期待が寄せられている。

(記事提供=OSEN 2022年2月23日)

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