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「目の前に立った瞬間、全員が眠りにつく」優先席の“寝たふり”に物議も…座っている側が抱える“見えない事情”

  • 2026.4.25
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

電車でマタニティマークやヘルプマークをつけた人がいるのに、優先席に座っている人が寝たふりをしている…そんな光景を目にしたことはありませんか。「どうして気づかないふりをするのだろう」と感じる方がいる一方で、「見た目ではわからない事情を抱えて座っている人もいるのかもしれない」と受け止める方もいるでしょう。

SNSでは現在、「優先席で寝たふりをして席を譲らない行為」についての投稿が話題となり、さまざまな意見が寄せられています。妊婦さんに限らず、ヘルプマークや松葉杖の利用者からも同様の体験談が多く見られます。

はたして、「優先席での寝たふり」について、多くの人はどのように考えているのでしょうか。SNSの声を中心に紹介します。

「気づいてるはずなのに…」寝たふりをやめてほしい!

最も多く見られたのは、「優先席で寝たふりをして席を譲らない人への困惑」という意見です。特に、「目の前に立った瞬間に寝たふりが始まる」という体験談が多数寄せられていました。

  • マタニティマークをつけて優先席の前に立つと、それまでスマホを触っていた人たちが次々に目を閉じ始めた
  • 直前までゲームをしていたのに、急に画面を閉じて寝たふりをされた
  • 毎日同じ車両の優先席の前に立っていたが、毎回同じメンバーが眠りについていた
  • 優先席に座っている人が一斉に寝たふりを始め、妊婦同士で席を譲り合う事態になった
  • 臨月まで毎日通勤していたが、席を譲られたのは数えるほどだった

「本当に寝ているのではなく、気づいているのに見て見ぬふりをしている」ことへの悲しさや困惑が多くの声から伝わってきます。直前までスマホを操作していたのに、急に眠り始めるというわかりやすさが余計に悔しいのかもしれません。

また、こうした現象は妊婦さんだけの問題ではないようです。ヘルプマークや松葉杖の利用者からも、同じ体験が多く報告されていました。

  • ヘルプマークをつけているが、優先席の前に立つと同じように全員眠りにつく
  • 松葉杖をついて乗車したが、優先席の全員が一斉に寝始めて驚いた
  • 骨折して三角巾をしていても同じ現象が起きた
  • 杖を使っているが、優先席で譲られたことが一度もない

マタニティマークに限らず、「優先席を必要としている人が目の前に現れると寝たふりをする」という行為そのものに対して、多くの方が問題を感じているようです。

「座っている側にも事情がある…」一概には責められない

一方で、「座っている側にも見えない事情がある」という声も見られました。

  • 内部疾患があるが見た目にはわからないので、寝たふりで対処するしかないことがある
  • 低血圧で立っていられないときがあるが、マタニティマークのような目印がなく、周囲の視線がつらい
  • 仕事で長時間立ちっぱなしの後、やっと座れたときに譲る余裕がないこともある
  • 膝が悪いので座っていたら、事情を知らない方に嫌な顔をされてしまった

見た目ではわからない体調不良や疾患を抱えている方にとっては、「寝たふり」ではなく本当に座っていなければならない事情がある場合もあります。しかし、それを周囲に説明する術がなく、結果的に「寝たふり」に見えてしまうというジレンマがあるようです。

また、「譲りたい気持ちはあるけれど行動に移せない」という声も寄せられていました。

  • 席を譲りたいが、声のかけ方がわからずタイミングを逃してしまう
  • 無言で立つと相手の前に立ち続けることになり気まずい
  • 妊婦さんなのか判断に迷い、声をかけられなかった経験がある

「譲らない=思いやりがない」とは限らない状況もあるようです。寝たふりの裏に、それぞれの事情や葛藤があることも知っておきたいポイントかもしれません。

「お互いにできることがあるのでは?」という声も

そのほか、「批判し合うだけではなく、お互いに歩み寄れることがあるのでは」という建設的な意見も見られました。

まず、優先席に座る側に対して寄せられた声です。

  • 優先席に座るなら、周囲に気を配っていつでも譲れる状態でいるべき
  • 譲れない事情があるなら、ヘルプマークをつけてほしい。そうすれば周囲も理解できる
  • 優先席で寝てしまったら、対象の方が来ても気づけない。座る以上は気を張っておくべき席

一方で、優先席を必要としている側への声も見られました。

  • マタニティマークは座っている人から見える位置につけてもらえると気づきやすい
  • 「譲ってもらえますか」と声をかけてもらえれば、喜んで譲る
  • 立った人と座った人、どちらが先に声をかけるかの問題をお互いに意識できれば変わるかもしれない

また、「座っている人に個人の善意を求め続けるだけでは限界がある」という声も寄せられていました。

  • そもそも優先席だけでなく、どの席でも譲り合える雰囲気が大切
  • 普通席のほうがむしろ譲ってもらえたという体験談もあり、優先席に過度な期待を集中させない方がいい
  • 現代人は全体的に疲れている。思いやりの問題だけでなく、社会の余裕のなさとして考えるべきかもしれない

「寝たふりをする側が悪い」「声をかけない側が悪い」と一方を責めるのではなく、お互いの事情を理解し合うことが、少しでも気持ちよく電車を利用できる社会につながるのかもしれませんね。

小さな歩み寄りを大切に

今回は、「優先席での寝たふり」について、世の中の人がどのように考えているのかを紹介しました。

「気づいているはずなのに寝たふりをされるのは悲しい」「妊婦だけでなくヘルプマークや松葉杖でも同じことが起きている」という声がある一方で、「見た目ではわからない事情を抱えている人もいる」「譲りたくても声をかけられない」など、座っている側の葛藤も見えてきました。

寝たふりをする側、席を必要としている側、どちらか一方だけの問題ではなく、声をかけ合ったり、マークを見えやすい位置につけたりと、小さな歩み寄りが大切なのかもしれませんね。


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