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「エグすぎる」「色気ダダ漏れ」予告編が劇場公開NG “桁違いの過激シーン”に激震…引っ張りだこの名女優が魅せた“大胆演技”

  • 2026.4.28

ありのままの自分をさらけ出し、魂を削って役に飛び込む。役者としてのプライドを懸けた“体当たりな演技”は、時に見る者の価値観を大きく揺さぶるほどの力を持っています。今回は、衝撃の体当たり演技で魅せた女優Part5”をテーマに、5名をセレクトしました。

本記事ではその第1弾として、瀧内公美さんをご紹介します。ほとんど全編が濃密なシーンで構成され、予告編が劇場公開NGになるという異例の事態を巻き起こした衝撃作。瀧内さんが剥き出しの身体で表現した人間の根源的な美しさと、圧倒的な俳優としての覚悟に迫ります―。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

富山から上京、初主演から実力派への階段

1989年生まれ、富山県出身の瀧内公美さん。2011年から地元でグラビア活動を経験した後、2012年に女優として本格的な活動を開始。2014年には、映画『グレイトフルデッド』で映画初主演を飾り、その並外れた存在感を印象づけました

瀧内さんの名を広く世に知らしめたのは、2017年の主演映画『彼女の人生は間違いじゃない』でした。東日本大震災後の福島で葛藤する女性を演じ、「第27回日本映画プロフェッショナル大賞」新人女優賞、「2017年度全国映連賞」女優賞を獲得するなど、業界内で高い評価を受けました。その自然体な演技で役になりきる圧倒的な表現力は、後に映画史に残る大胆な挑戦への大きな足掛かりとなったのです。

劇場NGの予告編が物語る究極の身体表現

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

瀧内公美さんが、俳優としての真の覚悟を世に見せつけた作品。それが、2019年に公開された映画『火口のふたり』です。直木賞作家・白石一文さんの同名小説を原作に、柄本佑さんとダブル主演を務めた瀧内さん。結婚式を10日後に控えた佐藤直子(瀧内公美)が、元恋人の永原賢治(柄本佑)と再会し、抑えきれない衝動に翻弄されていくというストーリー。SNSでは「深く沁みる名作」「欲望剥き出しで気持ちいい映画」「繊細な演出が良かった」といった絶賛の声が寄せられており、「第93回キネマ旬報ベスト・テン」で日本映画第1位にも選ばれています。

そんな本作では、SNS上で「ほとんどが過激シーン」といったコメントが散見されるほど、濃厚で生々しいシーンが続きます。なんと映画館での予告編上映が禁止されるという異例の事態が起きたほど、その内容は衝撃的でした。R18+指定という非常にハードな設定のなかで、瀧内さんはこれまでのイメージを根底から覆すような、凄まじい熱演を見せました。SNSでは、「エグすぎる」「色気ダダ漏れ」「体当たり演技に感嘆」「リアル感が素晴らしい」といった驚きや称賛の声が寄せられるなど大きな反響を呼びました。グラビア活動をしていた過去の本領を発揮する抜群のスタイルと大胆な演技は、多くの観客の記憶に刻まれました。

瀧内公美の軌跡を彩る代表作

瀧内さんの出演作は、常に観る者の倫理観や感情を揺さぶり続けます。

  • 映画『彼女の人生は間違いじゃない』(2017年):
    震災後の福島を舞台に、週末だけ東京の風俗で働く女性・金沢みゆきの孤独と葛藤を静かに、かつ力強く演じきりました。

  • 映画『由宇子の天秤』(2021年):
    ドキュメンタリーディレクターの木下由宇子役を熱演。正義と矛盾の狭間で揺れ動く繊細な演技が高く評価され、「第31回日本映画批評家大賞」主演女優賞、「第31回日本映画プロフェッショナル大賞」主演女優賞などの名誉ある賞を獲得しました。

  • ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年):
    掴みどころのないミステリアスな女性を好演。重厚な映画とは一変、洗練された会話劇の中でも際立つ個性を放ちました。

  • 大河ドラマ『光る君へ』(2024年):
    藤原道長のもう一人の妻、源明子役として出演。内に秘めた情念や複雑な立ち振る舞いを見せ、お茶の間に強い印象を残しました。

スクリーンから朝ドラへ繋ぐ国民的女優への道

映画『火口のふたり』にて、あまりにも大胆な体当たり演技で、強烈なインパクトを残した瀧内さん。その衝撃的な演技が話題を呼び、瀧内さんの元には同じように体当たりな演技を求めるオファーが多く舞い込んできたそうです。しかし、瀧内さんは決して安易な道を選ばなかったことを、出版社「双葉社」が運営するインタビューサイト「双葉社 THE CHANGE」でのインタビューで明かしています。

ありたがい評価をたくさんいただきましたから、類似した作品のオファーを立て続けにいただいた時期もありましたが、そこに甘えて同じようなことをやっていたら、“終わっちゃうだろうな”と思う。落ち着きたくないですし、自分がワクワクする面白さを求めています出典:双葉社『瀧内公美『火口のふたり』での体当たり演技が高評価も「同じようなことをやっていたら、“終わっちゃうだろうな”と思う」次を見据える貪欲な役者魂 瀧内公美の「THE CHANGE」インタビュー#3』(2025年2月26日配信)

瀧内さんの女優としての覚悟と不屈の探究心が伝わるこの言葉が、現在の彼女の輝きを支えています。2026年4月期のフジテレビ系ドラマ『LOVED ONE』では、ヒロイン・桐生麻帆を熱演中。さらに、2025年放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』への出演や、2026年7月上演予定の舞台『NORA』での黒木華さんとの共演など、その勢いは留まるところを知りません。

2025年に公開された映画『敵』、『レイブンズ』、『ふつうの子ども』などでの演技も高く評価され、「第17回TAMA映画賞」で最優秀女優賞を受賞するなど、まさに今、俳優としての絶頂期を迎えている瀧内さん。かつて殻を大きく破った彼女は今、より大きなフィールドへと羽ばたき続けています。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です