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「あの遊園地行ったことないんだ」と言っていた彼。デート当日、初めて来たという彼が完璧すぎるエスコートが出来たワケ

  • 2026.4.1

期待に胸を膨らませたデートの約束

彼と次のデートの行き先を相談していたときのこと。

「実は俺、あの遊園地行ったことないんだ」

「嘘!じゃあ絶対次のデートで行こ!」

彼が誰もが知るその遊園地へ行くのは初めてだと聞き、私は即答で賛成しました。

「あれ乗ってみたいね」「ここはどこだろう?」と一緒に地図を見ながらワクワクしたり、少し迷子になって笑い合ったり。そんな「初めて」ならではの新鮮なドタバタを2人で分かち合えると思い込み、当日のデートを心待ちにしていたのです。

完璧すぎるガイド役に戸惑う当日

しかし、ついに迎えたデート当日。右も左もわからずキョロキョロする彼を想像していた私の期待は、あっけなく裏切られました。

「こっちの抜け道を使えば混雑を避けられるよ」

「あ、そこのワゴンのチュロス、すごく評判いいから買っていこう」

「次に乗るアトラクションへの近道はこっちだね」

彼は手元のマップやスマホを一切確認することなく、まるで専属ガイドのように私をスムーズに先導していきます。

人気アトラクションを効率よく制覇するルートから、絶妙なタイミングでの休憩や食べ歩きスポットの提案まで、その足取りには一切の迷いがありません。まるで年パス持ちの常連客のような振る舞いでした。

彼の口から語られた「完璧」の理由

「ねえ、本当にここ来るの初めて?なんかすごく詳しくない?」

さすがに違和感を覚えて尋ねてみると、彼は照れくさそうに頭を掻きながら答えました。

「バレた?実は先週、男友達にお願いして下見に来たんだよね」

「えっ? 下見って……?」

「だって、当日道に迷ってグダグダになって、かっこ悪いとこ見せたくなかったからさ。効率のいいルートも休憩場所も、実際に歩いて完璧に頭に入れてきたんだ」

その予想外すぎる告白に、私は言葉を失ってしまいました。

「え……あ、うん。そこまでしてくれてありがとう」

なんとか笑顔を取り繕って返事をしたものの、胸の内はざわついていました。

私は「初めての遊園地」を2人で手探りで楽しみたかったのです。それなのに、私とのデートを成功させるためにわざわざ男友達と事前の下見に訪れ、食べ歩きの場所までリハーサルしているという事実に、「いくらなんでも、そこまでする……?」と、正直なところ少し引いてしまったのでした。

嬉しさと戸惑いが交差する現在の思い

結局、彼とはその後お別れすることになりました。

でも、今振り返ってみると不思議な感覚に包まれます。

「私を喜ばせるために、そこまで時間も労力もかけて準備してくれたんだな」と、愛おしく嬉しく思う気持ちが半分。そして「やっぱりいくらなんでも、あれはやりすぎじゃないかな?」と呆れてしまう気持ちが半分。

必死で私をエスコートしようとしてくれた彼の不器用な優しさを思い出すと、今でも胸の奥がほんの少しだけモヤモヤするのです。そんな、私の中のほろ苦い思い出です。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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