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富田鈴花、歌は“切っても切り離せない存在” 「ソロでライブもしたい」日向坂46時代からの夢を語る

  • 2026.3.28
富田鈴花 クランクイン! 写真:山田健史 width=
富田鈴花 クランクイン! 写真:山田健史

2025年6月に日向坂46を卒業した富田鈴花が、ミュージカル『GYPSY』に出演する。彼女が演じるのは、歌やダンスで脚光を浴びながらも、自分らしさを模索し葛藤する次女・ジューン。自身にとっても歌は「切っても切り離せない存在」だと話す富田に、本作への思いやグループ卒業後の近況、今後の展望などを語ってもらった。

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◆歴史あるミュージカルに大抜擢「この世界観に染まっていけるように」

――今作への出演が決まった心境をお聞かせください。

富田:華やかで、すごく歴史のあるミュージカルなので、再演というありがたい機会に出演することができて、身の引き締まる思いです。積み重ねてきた歴史やキャラクターの背景もしっかり感じながら、これまで築き上げられてきたものを大切に、自分の思うジューンを演じられたらなと思います。

――役柄についてはどのようなイメージを持ち、どう表現したいと感じていますか。

富田:2人姉妹の次女で、下の子って可愛がられがちだと思うんですけど、ジューンはすごく才能があるんです。母親であるローズの「ジューンの才能をもっと世間に見せてあげたい」「スターに仕立てあげたい」という気持ちを受け止めながらも、自分の意志が芽生えてくる。自分に近しいところもすごくありますが、自分とはまったく違う人なので、そこにはあまりとらわれず、この世界観にしっかり自分が染まっていけるように、稽古場で皆さんとコミュニケーションを取れたらなと思います。

――「近しいところ」と言うと?

富田:私も3人きょうだいの末っ子で甘やかして育ててもらったので、わがままなところや嫉妬心を抱きやすい部分は似ているんじゃないかなと感じます。ジューンも、ステージの上ではすごく輝かしくて、歌もダンスも上手だと言われるんですが、その裏で実は人間らしい悩みも抱えているような子。「ステージの上では完璧でいたい」と思っていた私と重なる部分があります。

――2023年に上演された本作の映像もご覧になったそうですが、今回の出演にあたって、影響を受ける部分はありましたか。

富田:ありすぎるくらいなので、映像を見ようか迷ったほどです。私は他の人のやり方を見ると「真似したい!」とすぐに思ってしまうタイプで、今まではいろいろな作品を見ないようにしてきたんですが、今回は歴史ある作品ということもありますし、主演の大竹さんが続投されているということもあって、世界観を知った上で違う引き出しを自分の中で見つけられるような時間になったらいいなと思いました。前回のキャストの皆さんが素敵すぎて、自分にしかできないものを混ぜていかないと大変なことになると思うので、自分を探す上でもすごく貴重な機会になると感じました。

◆歌は切っても切り離せない存在 なくてはならない武器として向き合いたい


――カンパニーの皆さんから学びたいことや、共演で楽しみにしていることはありますか。

富田:大竹さんは美味しい差し入れとかをいっぱい知っていらっしゃると思うので、それを聞きたいです(笑)。本当にチャーミングな方なので、そのチャーミングさを吸収して、自分もチャーミングになれたらいいなと思っています。

――それは大竹さんからの差し入れに期待しているということでしょうか(笑)。

富田:違います(笑)。ただ、大竹さんは美味しいものをたくさん知っていると聞いたので、楽しみではあります(笑)。

――富田さんが差し入れをする時の学びにもなりますよね。

富田:そういうふうに、役に入っていない時間も大切にしてコミュニケーションを取れたらなと思っています。私は人間関係で壁を突破するのに時間がかかるタイプなので、恥じらいを取っ払っていっぱい話しかけたいです。

――富田さんはどんな話題があると壁を突破して仲良くなりやすいですか。

富田:この業界の方って美味しいお店をいっぱい知っているので、やっぱり食べ物の話は一番広がりますね。皆さん食べ物好きだったらいいんですけど(笑)。

――以前、バラエティ番組でも歌唱力が話題になっていましたが、富田さんご自身にとって、「歌」とはどういうものですか。

富田:私にとって歌は切っても切り離せない存在です。歌があったから、グループの中から私を見つけてくださったという方もたくさんいました。「私、歌うの向いてないな」と自信がなくなってしまうこともよくあるんですが、「ライブを見たい」「ミュージカルを見たい」と言ってくださる方々の言葉を聞くと、「向いているか向いていないかは、もうちょっと努力してみないと分からないよな」と思うんです。今後も歌でいろいろと苦悩するとは思いますが、自分にとってはなくてはならない武器の一つとしてちゃんと向き合っていきたいです。

――歌を披露する場はミュージカルを中心に考えているのでしょうか。

富田:ソロでライブもしたいです。生バンドでライブをやるのも憧れですし、ミニアルバムやカバーアルバムを出すのも、グループ時代からずっと夢でした。一人になったらできたりするのかな、と考えたりもしています。お芝居に対する自分の夢や目標もしっかり持ちつつ、音楽でも自分の世界を広げられたらいいなと思います。

◆グループ卒業で生まれた変化「コミュニケーションを取ることに積極的に」


――グループを離れた今、ファンの方に対して思うことはありますか。

富田:恩返しをしたり、会って好きを再確認してもらえる場所は作りたいと思っていて、それと同時に、私の表現で心を動かせるような場所もしっかり持っていたいです。一人のタレントとしてだけでなく、身近な部分も感じてほしい。これからも私の表現するものや作るものについてきてもらえたらうれしいです。

――グループ卒業後、内面の変化はありましたか。

富田:これは卒業前から思っていたことなんですが、「私って人としゃべるのが好きなんだな」って。加入当初はメンバーともあまり遊ばないタイプだったんですが、卒業前にスタッフの方々と自分のやりたいことを話していくうちに、「しゃべらないと意思疎通ってできないんだな」と思って、たくさんの人と本音でしゃべるようになりました。一人になった今、それはもっと大切になることだと思うので、自分からコミュニケーションを取ることに今まで以上に積極的になりました。

――卒業してからこれまではどのように過ごしていましたか。

富田:映画とドラマをとにかくたくさん見て、本を読んで、陶芸をしに行って、乗馬をして、と趣味を増やす時間にしていました。

――趣味の乗馬はどのくらいの範囲で取り組んでいるのでしょうか。

富田:ライセンスを取るのを目標にしています。馬って、馬によって性格が全然違うんですよ。「この子はめっちゃ合うな」と思うこともあれば、「この子はわがままだな」と思うこともあって。でもそれって、自分が馬とちゃんと意思疎通できていないからなんですよね。そういうことを馬から学びました。動物はずっと好きでしたし、仕事でもプライベートでも楽しめる趣味だなと思っています。

――多趣味ですよね。

富田:なんでもやりたいタイプなんです。将来はモンゴルとかに行って馬に乗りたいんですよ。やりたいことは本当にたくさんあるので、いっぱいメモに書いています(笑)。

――ありがとうございました。最後に、改めてミュージカル『GYPSY』の注目ポイントを教えてください。

富田:最初から最後までド肝を抜かれるようなことばかり起こる作品です。大竹さんが演じるローズには、最初から最後まで「どうしてこんな同じ温度感で、こんなパワフルさを保っていられるんだ」と皆さんびっくりすると思います。子役の子たちもたくさんいて華やかなショーである一方で、自分と重なるような人間らしいところもあると思うので、見る人によっていろいろな感じ方ができる、楽しいミュージカルです。私が演じるジューンは「歌もダンスも上手」な設定なので、やはり「歌もダンスも上手だったね」と言っていただけるのが一番うれしいですが、「ジューン、可愛かったね」と思ってもらえるようなフレッシュさもしっかり表現できるように頑張ります!

(取材・文・写真:山田健史)

Musical『GYPSY』は、東京・日本青年館ホールにて5月6日~24日、愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールにて6月5日~7日、福岡・キャナルシティ劇場にて6月12日~14日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて6月19日~23日上演。

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