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吉井理人、近鉄時代の“無茶ぶり”を暴露 「2〜3イニング平気で投げてました」

  • 2026.3.29
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2026年撮影:WBC2026 侍ジャパン宮崎春季キャンプを訪れた吉井理人 (C)SANKEI

2026年3月9日に上原浩治さんのYouTubeチャンネルで公開された「清原さんより嫌だった長距離砲!?7割打たれた変態的打者!?苦手な松井秀喜さんの笑撃攻略法!?古田敦也さんのサインをガン無視!?監督時代にやられた安打製造機!?吉井理人さんが嫌いだった打者【③/4】」では、上原浩治さんと吉井理人さんが現役時代の驚きのエピソードを次々と告白。マグワイアさんの70本塁打シーズンにまつわる「打たれとけばよかった」という贅沢すぎる後悔も飛び出しました。

マグワイア70本塁打の年、実は1本も打たれていなかった

メジャーリーグ時代について吉井理人さんが明かしたのは、野球史に残る大記録にまつわる意外な事実。マーク・マグワイアさんが70本塁打という伝説的な数字を打ち立てたあのシーズン、吉井さんは彼に1本もホームランを打たれていなかったというのです。

「マグワイアがあの記録、ホームランの記録作ったときに1本も打たれてないんですよ」という告白は、その場を驚きで包みました。これは当時の吉井さんがいかに慎重かつ巧みな投球をしていたかを示すエピソード。ボンズさんなど他の強打者には打たれていたものの、あのマグワイアさんだけは封じていたというのですから、その事実だけでも十分すごいのですが……。

「1本ぐらい打たれとけばよかったなと。今となって思ってんですけどね」という言葉には、記録を目撃した側の複雑な心境がにじんでいます。歴史的瞬間に立ち会いながらも、自分がその一部になれなかったという、なんとも贅沢な後悔。「(マグワイアを)ウエイトルームで見たときに感動しましたけどね」「めちゃデカい」「『YOSHI』とかって言われて。俺のこと知ってる!って。ちょっとうれしかった」という言葉も、当時の興奮が伝わってきて思わず笑ってしまいます。

「4回途中から普通にやりました」近鉄時代の驚きすぎる起用法

吉井さんのプロキャリアの原点ともいえる近鉄時代のリリーフ事情についても語られました。現代のクローザーといえば9回1イニングを全力で抑えるのが定番ですが、当時の吉井さんの起用法はまったく別次元のものでした。

「4回途中からとか普通にやりましたね」というひと言が、その過酷さをすべて物語っています。試合の半分以上を一人でまかなうような登板が当たり前だったということ。現代の投手管理の常識からすれば、かなりの無茶ぶりといえるでしょう。それでも当時はそれが“普通”だったというのですから、時代の違いを感じます。

「2〜3イニング平気で投げてましたね」「もうクローザーじゃない」「ロングリリーフで最後まで投げるみたいな第2先発みたいなイメージだったですよね」という言葉は、当時の投手起用の実態をリアルに伝えてくれます。年間50試合近く登板しながら、80イニング以上をこなしていたとは驚き。現代のリリーフ投手が聞いたら目を丸くしそうなエピソードです。

コメント欄には「堂々とした投げっぷりで安定感あったイメージ」「いつ聞いても近鉄時代の話はおもしろい」などと、現役時代の吉井さんを知る視聴者から、当時を懐かしむ声が寄せられていました。

笑いと本音が共存する、吉井理人という人のおもしろさ

吉井理人さんの話では、華やかなメジャーリーグの舞台も飾らずそのまま出てくる率直さがあります。歴史的記録に「打たれとけばよかった」と後悔し、過酷な起用を「普通にやりました」とさらっと語る。その絶妙なバランス感覚が、話を聞いていてとても心地よいのです。

現役時代の経験を積み重ねてきたからこそ生まれる深みと、どこかユーモラスな自己分析。名将・吉井理人の原点が、こんなところに詰まっているのかもしれません。