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「若草」はなんと読む?古くは“若い女性”の例えにも。知ると心豊かになる、春を彩る言葉

  • 2026.5.6

花というのはとても華やかで、自然と私たちの目を惹き付けますが、草や葉というものにはなかなか目を向けにくいですよね。ですが、花を咲かせるために一生懸命に成長し続ける、縁の下の力持ちのような存在です。

今回は、そんな草に関わる「若草」という言葉をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「若草」はなんと読む?
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みずみずしさを感じさせる草

「若草」の正しい読み方は「わかくさ」です。生え出て間もない草のことを指します。

平安時代につくられた「伊勢物語」の中では、みずみずしさを感じさせる「若草」という言葉は若い女性に例えられました。また、南北戦争時代を舞台に四姉妹の成長と絆を描いた、ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的私小説は、日本では「若草物語」として親しまれています。

日本の伝統色

「若草」は日本の伝統色の中でも使われています。早春に芽吹いた若草のような鮮やかな黄緑色のこと「若草色」と言うのです。

四季による豊かな自然の変化が、日本特有の伝統色を生み出したとされています。そういった日本人ならではの色彩感覚を誇りに感じつつ、私たちもしっかりと受け継いでいきたいものですね。


参考文献:明鏡国語辞典

 

 

 

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!