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意外と読めない?「花菖蒲」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2026.5.5

自然界には、姿や特徴が非常によく似た植物が多数存在します。それらを見分けるためには、花の色や葉の形、自生する場所などを知っておくことが大切です。

今回は、そんな似た仲間を持つ植物の中から「花菖蒲」という漢字をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「花菖蒲」はなんと読む?
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「花菖蒲」と「菖蒲」は別物?

「花菖蒲」の正しい読み方は「ハナショウブ」です。アヤメ科の多年草で、野山に自生するノハナショウブの改良種として知られています。葉は剣のような形で中央の脈がくっきりと隆起しており、初夏には長く伸びた茎の先に、紫・淡紅・白・絞りなどの大きな花を咲かせます。

「花」を省略して、単に「ショウブ」と呼ばれることもあるのですが、実はもともと「菖蒲(ショウブ)」という名を持つ植物は別に存在しています。植物学上の「菖蒲」はショウブ科(従来の分類ではサトイモ科)の多年草で、水辺などの湿地に生えるのが特徴です。葉の形は似ていますが、全く異なる植物なので混同しないように気をつけてくださいね。

アヤメとショウブ

「菖蒲」は「ショウブ」のほかに「アヤメ」とも読むと示されています。しかし、植物の「アヤメ」は「花菖蒲」とはまた別の種類を指すため、間違えないように注意しましょう。

「アヤメ」はアヤメ科の多年草で、初夏に青紫色や白色の花を咲かせます。花菖蒲と非常によく似ていますが、垂れ下がった大きな花びらの付け根を見ると、アヤメには網目模様があるのに対し、花菖蒲には黄色い目の形の模様があるのが特徴です。

また、生えている場所についても違いがあります。アヤメは日当たりの良い乾燥した土地を好みますが、花菖蒲は水分を含んだ半乾湿地でよく育ちます。初夏のお出かけの際は、ぜひ花びらの模様や咲いている場所を観察して、見分けてみてくださいね。


参考文献:明鏡国語辞典

 

 

 

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!