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これ読める?「皐月」はなんと読む?→気になる正解は?【難読漢字】

  • 2026.4.26

現在は「太陽暦」と呼ばれる暦が使われており、地球が太陽のまわりを一周する時間を一年と定めています。

しかし、かつては月の満ち欠けなどを基準とした「旧暦(太陰太陽暦)」という暦が用いられていました。そして、その暦の中では「和風月名」と呼ばれる日本独自の月の名称が使われていました。

今回は、そんな「和風月名」の中から「皐月」という漢字をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「皐月」はなんと読む?
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「皐月」の由来

「皐月」の正しい読み方は「さつき」です。「五月」や「早月」と表記することもあります。陰暦の五月を意味する言葉です。

まず、この月は田植えの時期であることから、もともとは「早苗月(さなえづき)」と呼ばれていたものが略されたのではないかとする説です。また、稲を植えることを古語で「さ」と呼ぶため、田植えの月を表すということで「さ月」になったのではないかという説もあります。ちなみに「皐」という漢字があてられたのは、中国の古い辞書「爾雅(じが)」において、五月の別名を「皐」と呼んでいたため、日本の「さつき」にその字を当てたと言われています。

植物としての「皐月」

「皐月」は、とある植物の名としても使われています。ツツジ科の常緑低木で、古くから観賞用として栽培され、多くの園芸品種があります。5~6月頃に漏斗状の花をつけます。同じツツジ科である「躑躅(つつじ)」と非常によく似た植物でもあります。皐月の方が花の大きさが少し小さく、おしべの数も少ないとされ、躑躅が一斉に花をつけるのに対し、皐月はパラパラと咲くのが特徴です。

また、躑躅の葉の表面には柔らかい毛がありますが、皐月の葉は小さく、つやつやとした光沢があるそうです。道端で見かけた際は、ぜひ葉っぱや咲き方を観察してみてくださいね。


参考文献:大辞林、明鏡国語辞典


文(編集):そこさん
元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!