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読めたらスゴいです…。「菖蒲湯」はなんと読む?→気になる正解は?【季節ワード】

  • 2026.4.21

日本には、初詣や豆まきといった年中行事から、玄関で靴を脱ぐことや、お辞儀をするといった日常の習慣まで、古くから大切にされてきた多くの風習が根付いています。

今回は、そんな日本の風習に関わる「菖蒲湯」という言葉をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「菖蒲湯」はなんと読む?
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香りの強いものが邪気を払う

「菖蒲湯」の正しい読み方は「しょうぶゆ」です。五月五日の節句に、菖蒲の葉を入れて沸かす風呂のことを言います。

ちなみに、菖蒲湯で使われる「菖蒲」は、独特の強い香りを持つショウブ科の植物です。初夏に紫色の美しい花を咲かせるアヤメ科の「花菖蒲(ハナショウブ)」とは全く別の植物ですので、注意しましょう。

五月五日の節句は「端午の節句」とも呼ばれますが、もともとは中国から伝わったものです。古代中国では、季節の変わり目である五月は病気や災いが増える「悪月(あくげつ)」とされ、それを乗り越えるための様々な厄除けの行事が行われていました。その際に用いられていたのが「菖蒲」で、香りの強いものが邪気を払うとされていたことに由来します。「菖蒲湯」だけでなく、菖蒲の葉を軒に吊るしたり、お酒に根を刻んだものを入れて飲んだりしていたそうですよ。

「柏餅」を食べる風習

端午の節句の風習は「菖蒲湯」だけではありません。「柏餅」を食べることも、そのうちのひとつです。

柏餅を食べる風習は、江戸時代に日本で生まれました。柏は冬も葉を付けたまま過ごし、新芽が吹く頃に落葉する植物です。後継ぎができるまで葉を落とさないため、縁起の良い木だとされています。そんな葉に包まれた餅を食べることで、男の子が元気に育つことを願っているのです。


参考文献:大辞林


文(編集):そこさん
元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!