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「朝6時に出たのに…」GW早起きが逆に大渋滞を招く?クルマのプロが明かす、目からウロコの“渋滞回避”の鍵

  • 2026.4.30
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

ゴールデンウィークに、家族旅行や帰省を予定している方も多いのではないでしょうか。渋滞を避けるために早朝に出発しようと考える方は多いかもしれませんが、その行動が逆に大渋滞のピークに突っ込む原因になることもあります。NEXCOの2026年渋滞予測から見えてきたのは、何時に家を出るかよりも、混雑ポイントを何時に通過するかという視点の重要性です。

走行時の速度低下への注意点など、今年のGWを少しでも快適に過ごすための、目からウロコの渋滞回避の考え方と計画のコツをご紹介します。

GWの渋滞を賢く避ける!「通過時刻」から考える出発計画のコツ

GW時期に気になるのが、高速道路の渋滞です。車での移動において、誰もが避けたいのが長時間の渋滞ではないでしょうか。毎年多くのドライバーがさまざまな工夫をして渋滞回避を試みますが、それでも結局は長い列にはまってしまったという声は後を絶ちません。

その背景にあるのが、「出発時刻」だけを意識して計画を立ててしまうという、多くの人が陥りがちな考え方の落とし穴です。実はNEXCO各社の過去のデータでも、通過時刻を意識しなかったことで渋滞のピークに巻き込まれる事例が報告されており、今年のGWを快適なドライブにするためには、出発時刻に対する視点の切り替えが大切になります。

今年のGW渋滞予測で本当に警戒すべきは特定の場所と時間

まずは今年のGWにおける高速道路の渋滞傾向について確認していきましょう。NEXCO各社では、今年のゴールデンウィーク期間を4月25日から5月6日までの12日間と定義して、渋滞予測を公表しています。この資料によると、例年の傾向と同様に、連休の後半にあたる5月2日から5月5日ごろにかけて、混雑が非常に激しくなる見込みとなっています。

渋滞は高速道路の全線で均等に発生するのではなく、毎年決まった特定の地点に集中しやすい傾向があります。例えばインターチェンジの合流地点や、下り坂から上り坂に変わるサグ部などがそれに当たります。特にこのサグ部では、本人が気づかないうちに速度が低下してしまい、それが後続車へと連鎖することで大きな渋滞の原因になるとNEXCOは強くアナウンスしています。

そのため、上り坂に差し掛かる際は一定の速度を保つよう意識することが、渋滞を未然に防ぐための重要なマナーだと言えるかもしれません。まずはどこが何時に混むのかという情報を事前に把握し、ピンポイントで警戒すべき場所と時間を知ることが重要になります。

出発時刻ではなく通過時刻を意識することが渋滞回避の鍵

警戒すべき場所と時間がわかったところで、次はその情報をどう活かすかについて考えていきます。ここで大切になるのが、何時に家を出るかという出発時刻ではなく、渋滞しやすいポイントを何時に通過するかという視点です。

例えば朝の6時に家を出発したとして、早起きをしたので一見すると渋滞を避けられそうに思えますが、ルート上にある一番の渋滞ポイントに差し掛かる時間が、ちょうど混雑のピークである午前9時だったとしたらどうなるでしょうか。結果として最も激しい渋滞の列に加わることになってしまい、せっかく早起きをした意味が薄れてしまいます。

一方で、出発時刻をあえて調整して家を出る時間を変えることで、先ほどの渋滞ポイントを通過する時間をピークからずらしたとします。すると、混雑のピークをうまく避けて通過できるため、結果的にトータルの移動時間が短く済むケースが多くあります。実際にNEXCOのデータでも、通過時刻を数時間ずらすだけで所要時間が1時間以上短縮される実例が示されています。渋滞の列の中で長時間過ごすより、少し工夫してスムーズに走れる方が、運転の疲労も大きく軽減されるはずです。

みんなの笑顔を守る通過時刻からの逆算ドライブ計画術

通過時刻をずらすことのメリットがわかったところで、実際のドライブ計画にどう落とし込むかをご紹介します。渋滞中の車内は自由に身動きが取れず、トイレ休憩のタイミングも難しくなるため、運転する方だけでなく同乗する方にとっても大きなストレスになります。

特に小さなお子さんがいる場合は、車内でぐずってしまわないか不安に思う方も多いかもしれませんが、そんな車内の空気を穏やかに保つためにも、事前の計画が役立ちます。そこでおすすめなのが、NEXCOのウェブサイトにある高速料金・ルート検索などの機能を活用することです。

これらのサイトでは、出発時刻をずらすことでどれくらい所要時間が変わるかを、グラフなどで簡単に確認できるようになっています。目的地までのルート上でどこが渋滞しやすいポイントなのかを調べ、その地点をピークの時刻を避けて通過できるように、自宅を出発する時刻そのものを最適化するという流れです。事前のちょっとしたリサーチと逆算の工夫で、移動のストレスは大きく減らせるかもしれません。

今年のGWは出発時刻ではなく通過時刻を意識しよう

ここまで、GWの高速道路における渋滞回避の考え方についてお伝えしてきました。渋滞を避けるためには朝早く出ればよいという思い込みを少し見直してみることが、快適な移動への第一歩となります。

何時に家を出るかという出発時刻を基準とした考え方から、何時に混雑地点を通るかという途中経過を基準にした考え方へとシフトすることで、移動の効率は大きく変わります。

また走行中は、サグ部などでの速度低下に注意し、周囲の流れに合わせたスムーズな運転を心がけることも大切です。もちろん予測通りにいかないことや、突発的な事態が発生する可能性はありますが、事前に情報を得てピークを避けるという基本姿勢を持っておくだけで、気持ちの余裕はまったく違ってくるはずです。

今年のGWはぜひお出かけ前に渋滞予測と所要時間の推移を確認し、通過時刻から出発計画を立ててみてください。ちょっとした視点の切り替えが、お出かけをより楽しく快適なものにしてくれると思います。


参考:ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測について【中日本版】(NEXCO中日本)



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


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