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「夜道は危ないから、送っていくよ」親切で頼りになる職場の先輩。しかし、退勤時の不可解な行動が、私を恐怖の底へ突き落とした

  • 2026.3.27

頼れる先輩への違和感…終わらない待ち伏せ

新しい職場に再就職してすぐ、同じ部署の男性の先輩と知り合いました。

「困ったことがあったら、遠慮しないでいつでも声かけてね!」

「はい、ありがとうございます。助かります!」

第一印象は、とても人当たりが良く面倒見の良い人。

新しい環境でガチガチに緊張していた私にとって、フレンドリーに接してくれる先輩の存在は心強く、すっかり心を許していました。

しかし、入社から数ヶ月が経ち、仕事のペースを掴み始めた頃。先輩の言動に、じわじわと違和感を覚えるようになったのです。

仕事を終えて通用口に向かうと、なぜか決まって先輩が立っているようになりました。

「お疲れ!今日も残業だったの?」

「あ、お疲れ様です……」

最初は「退社するタイミングが偶然かぶっただけだろう」と深く考えていませんでした。

しかし、それが毎日のように続くと、さすがに気づきます。これは偶然ではなく、明らかに私を待ち伏せているのだと。

私と先輩は同じエリアに住んでおり、利用する最寄り駅も共通しています。ただ、私はバス通勤、先輩は自転車通勤という違いがありました。

ある日の退勤時、いつも通り通用口にいた先輩が、ふいに笑みを浮かべてこう提案してきたのです。

「今日さ、駅までどっちが先に着くか競争してみない?」

「え……?」

「俺は自転車、君はバス。ちょっと面白そうじゃない?」

「は、はぁ……そうですね……」

一体何を考えているんだろう。内心戸惑いながらも、私は適当に愛想笑いを浮かべ、そそくさと会社を後にしました。

この後、あんな恐怖を味わうことになるとは想像もせずに。

改札での待ち伏せ…恐怖の帰宅路

帰りのバスに揺られながら、「いい大人が本気で競争なんてするわけない」と自分に言い聞かせていました。

やがて自宅近くの最寄り駅に到着し、バスを降りて駅の改札口へと向かいます。

しかし、そこで私の視界に入ってきたのは、到底信じがたい光景でした。

なんと改札の向こう側で、あの先輩が私を待っていたのです。

「あ、やっと来た! 余裕で俺の勝ちだね!」

無邪気に手を振る先輩の姿を見た瞬間、全身の血の気がサッと引き、背筋に冷たい汗が流れました。

あまりの気味悪さに足がすくみ、その場から動けません。今すぐ踵を返して逃げ出したかったのですが、向こうは私を見つけるなり満面の笑みで近づいてきます。

「夜道は危ないし、一緒に送っていくよ」

その言葉を聞いた瞬間、私の中で恐怖を凌駕する強い怒りと危機感が爆発しました。

「今ここで拒絶しなければ、エスカレートするだけだ」。私はガクガク震える足で踏ん張り、先輩の目を真っ直ぐに見据えました。

「……先輩」

「ん?どうしたの、そんな怖い顔して」

「あの、こういうこと、本当にやめてもらえませんか」

「え……?」

「会社の前で待っていたり、こんな風に駅で待ち伏せされたりするの、すごく不気味で怖いです」

私の言葉に、先輩の笑顔がピタリと凍りつきました。驚きと戸惑い、そして気まずさが入り混じったような顔つきです。

「いや、俺は別に怪しいつもりじゃ……」

「つもりはどうでもいいんです。私の気持ち、少しでも考えたことありますか?」

「……ごめん」

先輩は蚊の鳴くような声でそう呟くと、バツが悪そうに視線を泳がせました。

「もう二度と、私を待ち伏せしないでください。失礼します」

私は一気に言い放つと、先輩を鋭く睨みつけ、早足で改札を抜け、近くにいた駅員の方へ歩み寄りました。

その後、なんとか無事に自宅へ帰り着き、玄関の鍵をガチャンと閉めた瞬間、張り詰めていた糸がプツンと切れ、涙が溢れて止まりませんでした。

怖かった、本当に気味が悪かった。でも、泣き寝入りせずに言えた。勇気を出して、はっきりと拒絶の意思を示せた。

翌日から、先輩は会社で私と距離を置くようになりました。私が振り絞った勇気が、先輩の異常な行動を断ち切る決定打となったのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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