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「どの指輪がいいと思う?」サプライズで送る結婚指輪の相談を、彼女本人に誤爆してしまった結果【短編小説】

  • 2026.3.27

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

隠しきれない「準備中」のオーラ

交際5年。

周囲からも「そろそろ?」と聞かれることが増えた今日この頃。

実は私、彼がプロポーズの準備をしていることを確信していました。

普段はアクセサリーに無頓着な彼が、私の指のサイズをさりげなく探ってきたり、ジュエリーショップの広告を真剣に眺めていたり……。

「気づかないふり」をするのも一苦労なほど、彼の挙動は分かりやすいもの。その不器用な姿に、私は密かな期待を寄せていました。

事件が起きたのは、何気ない平日の昼下がり。仕事中にスマホが震え、通知画面に躍り出たのは、あまりに直球な彼からのメッセージでした。

「どの指輪がいいと思う? 彼女、細身のデザインが好きって言ってたから、この2つで迷ってるんだよね」

添えられたのは、眩いばかりに輝く2本のリングの写真。……やってしまった。彼は、相談相手の親友に送るはずのメッセージを、よりによって「ターゲットの彼女本人」に送るという痛恨のミスを犯したのです。

絶望する彼への「神回答」

既読がついた瞬間の彼のパニックは、画面越しにも伝わるほど。数秒後には「ごめん!」「今のなし!」「忘れて!」と、画面を埋め尽くす謝罪。

きっと今頃、彼は顔を真っ赤にして頭を抱えているはず。その姿を想像すると、なんだか愛おしくてたまらなくなりました。

私はあえて平静を装い、こう返信。

「私は、左側のピンクゴールドの方が肌に馴染んで可愛いと思うな!」

後日、改めて手渡されたのは、もちろん私が「逆指名」したあの指輪。「最高のサプライズにするはずだったのに」と肩を落とす彼。でも、私にとってはこれ以上ない贈り物です。

私の好みを必死に考え、誰かに相談しながら選んでくれた過程。それが図らずも可視化されたあの瞬間は、どんな完璧な演出よりも、彼の深い愛情を感じさせてくれました。

計画通りにいかないからこそ、思い出は深く刻まれるもの。あの大失敗は、私たちにとって「最高のスタート」を告げるファンファーレとなりました。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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