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「ママ、ばいば〜い」えっ!?旅行先のホテルで娘が消えた!一瞬の隙に娘が移動した場所は

  • 2026.3.21

娘が3歳のとき、家族旅行先のホテルでヒヤリとする体験をしました。夕食を終え、あとは部屋に戻るだけという安心感に包まれていた矢先のこと。ほんの一瞬の出来事でしたが、今思い返しても当時の焦りが蘇るような、忘れられない出来事です。

大人が4人もいたのに油断してしまい…

そのときの旅行は私の両親も一緒で、大人4人に子ども1人というにぎやかな家族旅行でした。ホテルで夕食を食べ終えて、部屋に戻ろうとエレベーターホールへ向かった私たち。到着したエレベーターから人が降りたあと、まずは先に並んでいた他のお客さんたちが乗り込んでいきました。

私たち家族が全員乗れるほどのスペースはなかったため、「次のエレベーターに乗ればいいよね」と夫と話し、いったん見送ろうとした瞬間……。

ふと横を見ると、さっきまで隣にいたはずの娘の姿がありません。

「娘は!?」と私が慌てて尋ねると、夫も「え!? さっきまでここに……」と困惑した様子で周囲を見渡します。

そのとき、私の両親が「あ、あそこ!!」と声を上げました。

指さす先を見ると、なんと娘はすでにひとりでエレベーターの中にいたのです! 慌てて私も乗り込もうとしましたが間に合わず、無情にも扉は目の前で閉まってしまいました。

扉の隙間から見えたのは、冒険に出るようなニコニコ笑顔で「ママ! ばいば〜い!」と手を振る娘と、驚いた顔の先客の方々。私の心臓は、これまでにないほど激しく波打ちました。

両親にはその場で待機してもらい、私と夫はすぐさま階段を駆け上がりました。必死に息を切らして上の階にたどり着くと、そこには一緒に乗り合わせたお客さんに手を引かれた娘の姿がありました。娘自身は相変わらずケロッとしていましたが、私たちは安堵と申し訳なさでお礼と謝罪を繰り返すことで精いっぱいでした。

大人が4人もいたのに、なぜ誰も娘と手をつないでいなかったのか。私も夫も、そして両親も、全員が「誰かがつないでいるだろう」と思い込んでいたのです。大勢でいる安心感が、結果として一瞬の油断を招いてしまいました。その日の夜、娘には「ひとりで乗らないこと」「必ず手をつなぐこと」を改めて伝え、私たち大人も深く反省したのでした。

人数が多いほど生じてしまう「誰かがやってくれている」という心理的な落とし穴。あの日助けてくださったお客さんには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。たとえ大人が何人いても油断せず、親である私たちが目を離さないことの重要さを身をもって学んだ出来事でした。あの日のヒヤリとした教訓を胸に、今日も娘の手をしっかりと握っています。

取材・文/丸井のどか

著者:夏川あかり/40代女性。2016年生まれの娘、2019年生まれの息子、夫の4人暮らし。元イベントプランナー。人が集まる賑やかな場とお酒、キャンプが大好き。家事も育児も「楽しければOK」がモットー。

イラスト:ふー

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

ベビーカレンダー編集部

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