1. トップ
  2. 恋愛
  3. “地域と共に栄える”コミュニティづくりの達人がそろう「西部ガス都市リビング開発部」

“地域と共に栄える”コミュニティづくりの達人がそろう「西部ガス都市リビング開発部」

  • 2026.3.20

福岡県内の「リビング」という名がつくお店や施設・会社・団体を訪ね、その名の由来や取り組みを紹介していく「リビングさん探訪」シリーズ「We’re living!」。今回訪れたのは、おなじみの地元企業「西部ガス」です。部署名に「リビング」がついている「都市リビング開発部」があると知り、「都市リビング?どういうこと?」と取材依頼したところ、過去最多の5人に登場していただきました!それだけ多様な事業内容のようです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

西部ガス本社ビル(博多区千代)1Fのショールーム「hinata福岡」にて。左からまちづくりソリューショングループの原さん、樋口さん、不動産ソリューショングループの井上さん、亀井マネジャー、まちづくりソリューショングループの大久保さん

「都市リビング開発部」とは?

1930年に設立された西部ガス。2020年の組織改正で「ビジネスソリューション部」と「都市エネルギー開発部」が一緒になり、「都市リビング開発部」となったそうです。「まちづくりや不動産開発も大事なことなので、家庭用(リビング)の枠を超えて、業務用といっしょに取り組んでいけたら、という新しい部署です。目新しいことはしていると思います」と不動産ソリューショングループマネージャーの亀井さん。

部署全体では35人。エネルギーソリューショングループ、不動産ソリューショングループ、まちづくりソリューショングループの3つのグループに分かれています。

エネルギーソリューショングループは、学校や公営団地などの官公庁の建物が新設・建て替えられる際にニーズをくみとって、エネルギーや空調の設備機器を提案しています。「他のプロジェクトより地味なのですが(笑)、かなり事業規模が大きいので、都市リビング開発部を支えてくれています」と亀井さん。

主なプロジェクト

なるほど、それは何となくイメージできます。他にはどんな事業があるのでしょうか?このカウンターは何?

出典:リビングふくおか・北九州Web

Smage(スマージュ)

不動産ソリューショングループでは、Smageという住まいのサービスを行っています。 「住まいのコンシェルジュ、略してスマージュ。西部ガスの“SG”も一応隠れています(笑)。会員登録した方からオンライン、面談で相談を受けて、要望に合わせて物件を中立的な立場で紹介するサービスです。対象は西部ガスの供給エリアで、お客様のご要望に合わせてご紹介できます。おうちを買いたいけど何をしていいかわからない、マンションがいいかな、戸建てがいいかな、ということから始めて、今のおうちを売って住み替えたい、など幅広く。当初は20~30代前半の方が多かったのですが、50~60代の住み替え、建て替えの方も少しずつ増えてきました」とコンシェルジュの井上麻優さん。

確かに、ガスが入っている住宅会社のネットワークも活用されるし、相談者の立場からすると、なじみ深い企業が運営しているから安心できますね。それにしても「何をしていいかわからない」「マンションか戸建てか」から相談できるとは懐が深いです。さらにはSmage経由での成約で特別割引があったり、中古住宅も取り扱っていたりと至れり尽くせり。気軽に相談できるようですよ。

Smage https://www.saibugas.co.jp/smage/

地域のコミュニティづくりも得意です!

ひのさと48

まちづくりソリューショングループは、いろいろな地域でコミュニティづくりに力を入れています。代表的な取り組みが、宗像市にある日の里団地の再生プロジェクト「ひのさと48」です。

「弊社ではこれまでも“地域貢献”という企業理念に基づき、ハード面を作る住宅開発事業者や行政が抱える課題解決策として、戸建ての住宅地における管理組合の組成・運営のサポートからコミュニティ醸成のお手伝いまでを担ってきました。そうしているうちに地域におけるコミュニティを育むことって、インフラ事業者として、やっぱりとても大切なことなんじゃないかと。そして、そのノウハウがガスエネルギーシェアを獲得するための大きな武器になるんじゃないかとも思い始めたんです。そして、自分たちの拠点を持ち、新たな“まちづくり”にチャレンジしたいと思っていたところに宗像市さんとご縁があったんです」とまちづくりソリューショングループの原さん。

日の里団地は1971年、70棟を超える集合住宅と約3000戸の戸建住宅が並ぶ九州最大級の集合住宅として誕生し、これまでさまざまな歴史を紡いできた街である一方、昨今では社会の変化や生活様式への対応が迫られてきている状況です。 そこで2020年、URが売却する団地10棟のうち9棟を住宅に、1棟をリノベーションして生活利便施設にして運営する団地再生プロジェクトがスタート。現在は西部ガス㈱都市リビング開発部が主体となって管理・運営を行っています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「ひのさと48」完成時の記念写真(2021年)

出典:リビングふくおか・北九州Web

団地の壁面がボルダリングのスペースに!地域の子どもたちの総合学習の時間に出たアイデアを大人が本気になって安全対策や各所への説明を行い、クラウドファンディングで実現

ちなみに「ひのさと48」の「48」はアイドルグループ…ではなく生活利便施設の「48棟」から。テナントを募集するほか、自主事業としてブルワリーやカフェ、シェアスペース、コワーキングスペースを設置・運営し、地域のつながりをつくっています。 「拠点をもって自主運営を行うのは、弊社としても大きなチャレンジだと思っています。さまざまな課題を抱えている街は増えているけど、こうしたらいい、という解はない。わたしたちもインフラ事業者として、どういう解決策を作れるかをチャレンジしています」と原さんは力強く語ってくれました。これからも注目していきたい取り組みです。

ひのさと48 https://stzkr.com/

指定管理事業でもコミュニティづくり

同じくまちづくりソリューショングループの樋口さんが担当しているのは、自治体が所有する施設を管理・運営する指定管理業務です。 複数の事業者と共同で、博多南地域交流センター「さざんぴあ博多」、那珂川市の博多南駅前ビル、福津市の4つの公園福津市総合運動公園(なまずの郷)、久末総合公園(みずがめの郷)、あんずの里運動公園(あんずの里)、宮の元公園(ふれあいの里・シルバーパーク)を管理運営しています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

さざんぴあ博多

地域の人々が気軽に施設を利用できるよう、コミュニティイベントも開催。毎月第2月曜日、さざんぴあ博多で開催されている「さざんぴあCAFE」(予約不要・入場無料)では、多い時は40人程度、部屋いっぱいに地域の人々が集っておしゃべりしています。赤ちゃん連れのお母さんがいて、高齢者の常連さんたちが周りでにこにこしながら見たり、赤ちゃんをだっこさせてもらったり、というほのぼのとした風景も見られるそうです。 また、博多南駅前ビルで行われている「おさがりこうかんSHOP」は、おさがり品の交換を通した、子育て世代のコミュニティの場となっています。便利でありがたいシステムですよね。 イベントの詳細はそれぞれの施設のホームページやインスタグラムを参照してください。

さざんぴあ博多 https://sazanpia-hakata.com/ 博多南駅前ビル活用プロジェクト「こととば那珂川」 https://cototoba.com/ 福津市大規模公園総合サイト https://fukutsu-parks.jp/

コミュニティナース事業

「ひのさと48」や「さざんぴあ博多」では、高齢化の進行や孤立・孤独の増加という地域課題を解決するため、血圧を測って健康状態をチェックしたり、看護師に無料で相談できるコミュニティナース事業を行っています。 「常連さんには血圧のカードを作って、ためていけるようにしています。家にこもりがちだった方が外に出ることが一つの目的です。ここに出てこないと家ではしゃべらないという方もいらっしゃる。それってさみしいことです。ここで友達ができると、別の所へ出かけて違うコミュニティを作ってもらえる。ここに行ったら気軽に話せる人がいっぱいいるし、専門知識をもった人がいれば、病院に行くほどではないけど不安なことを話せる。特に指定管理事業に、コミュニティナースはマッチングすると思うんです」と樋口さん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

さざんぴあ博多では「みんなの保健室」を開催。時間帯によっては行列ができることも

そして2025年には、念願のコミュニティナース事業の拠点となる、まちの保健室「たねばこ」が福岡市中央区六本松にオープンしました!看護師資格を持つユニークな経歴のコミュニティナース2人が常駐していて、ふらっと立ち寄ってのんびりまったり本を読んだり、おしゃべりしたりと心の充電ができる場になっています。

時にはイベントやワークショップやマルシェを開いたり、フィールドワークに出かけたり。

出典:リビングふくおか・北九州Web

靴下の端材を使ったワークショップイベントの様子

出典:リビングふくおか・北九州Web

焼菓子販売マルシェをしたり本を読んだりおしゃべりしたり、自由に過ごせる空間です

イベントの内容もユニークで楽しそうですよ。詳しくはインスタグラムで。

まちの保健室「たねばこ」 https://www.instagram.com/sgcnpj_rpm/

「直接的にはガスと関係のない仕事のように感じると思うのですが、地域に住んでいる人々の生活が豊かになることで、弊社自体も豊かになるような、そんな仕事ができればいいなと思っています。“西部ガスのあるまちがいいまちになっていく”とうれしいです」と原さん。 「弊社の経営の基本理念に“地域に因って立ち 地域と共に栄える。地域への貢献”とありますが、それを体現する部署。年をとった今になって、これを考えた人、センスがいいなと思います(笑)」と樋口さん。

地域のニーズに応えて柔軟に変化し続けている部署でした。これからの取り組みも楽しみです。 それにしてもさすがコミュニティづくりの達人ばかり。みなさん仲の良さそうな雰囲気で、ずっと話を聞いていたかったです。居心地は人が作るんだなとつくづく感じました。 都市リビング開発部のみなさんが作って育ててくれた貴重な拠点に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

元記事で読む
の記事をもっとみる