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ジャンケンに負けたら「3万円の焼肉をおごり」→ 言い出した先輩の『必死の言い訳』に「ドン引き」

  • 2026.3.15

「ジュースじゃんけんしよう」が口癖の先輩。負けた人が全員分をおごるハイリスクなゲームに、入社2年目の私は何度も泣かされていました。ある夜、ゲームはさらにエスカレートして……。今回は、私の知人の由奈さん(仮名)の職場での、風変わりな実体験をご紹介します。

せこいと評判の先輩

私が新卒で入った部署には、金沢さん(仮名)という10歳以上年上の先輩がいました。同僚から「せこい」と言われており、最初はなぜだかわかりませんでしたが、徐々に理由が明らかに……。

金沢さんの口癖は「ジュースじゃんけんしよう」です。10人前後でじゃんけんをし、負けた人が全員分のジュースを買うというゲーム。

入社2年目の私には、10人分のジュース代は決して軽い負担ではありません。それでも「お前は俺のチームなんだから、当然やるだろ」と言われ、毎回参加。今の時代なら、完璧アウトです。

じゃんけん無敗伝説

しかも金沢さんはじゃんけんがめっぽう強く、一度も負けたことがありません。逆に私は、5回に1回くらい負けてしまいます。後輩だからといって容赦はなく、私は負けるたびに売店へ走り、泣く泣く全員分の飲み物を買っていたのです。

誰かが買ってきた「タダのジュース」を美味しそうに飲む金沢さんを見ると、「せこい」という評判も納得できました。

大勝負の結末

ある大型催事の打ち上げで、10人ほどで焼肉店に行った時のことです。皆、上機嫌でビールを飲み、お肉を食べ、大いに盛り上がりました。そろそろお開きにしようとなった時、金沢さんが言い出したのが、「焼肉じゃんけんしよう!」負けた人が全員分の支払いを持つという提案です。

私は思わず「それは負担が大きすぎませんか」と口にしましたが、お酒が入って判断力が欠如していたのと、ボーナス直後で気が大きくなっていたのとで、全員が「やろう!!」とノリノリ。10人のうち、負けは1人。勝率90%ならきっと大丈夫と信じて、私も参加したのです。

焼肉代をかけたじゃんけんは、一気に酔いが醒めるほどの熾烈なものでした。真剣勝負のじゃんけんが何度か繰り返され、最後に残ったのは、私、清水さん(仮名)、金沢さんの3人。

そして、最後のじゃんけんは……私パー、清水さんパー、金沢さんグー。金沢さんのひとり負けでした。

伝説の終焉

金沢さんが「まあ、これは余興だな、じゃあ割り勘で」と言った途端に、「言い出しっぺがそれはない」とブーイングの嵐。とはいえ、あまりに高額なので、半分はみんなで割り勘にし、残りを金沢さんにお願いすることに。

最終的に、金沢さんは、「ずっとタダでジュースを飲ませてもらってたので、そのお礼もかねて今回は払いましょう」と、太っ腹なところを見せてくれました。ただし、「またジュースじゃんけんで取り返すからな」と、捨て台詞も忘れていませんでした。

不思議なことにそれ以来、金沢さんの無敗伝説は影を潜め、ジュースじゃんけんでもしばしば負けるように。次第にジュースじゃんけんの提案もなくなっていったのでした。

新人にはハイリスクなゲームでしたが、今となっては、毎日大人が真剣にじゃんけんをしていた不思議な思い出です。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Sachiko.G
コールセンターやホテル、秘書、専門学校講師を歴任。いずれも多くの人と関わる仕事で、その際に出会った人や出来事を起点にライター活動をスタート。現在は働く人へのリサーチをメインフィールドに、働き方に関するコラムを執筆。

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