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私が好きな冒険の本と映像。植物探検家・長谷圭祐

  • 2026.3.14
石橋瞭 イラスト

未知なる土着の生態系に“一番乗り”で対峙する

インターネットが発達した今の時代は、どんな僻地へ赴く際にも事前情報を得られる場合がほとんど。だからこそ逆に、テクノロジー発達以前に行われていた、身一つで挑むプリミティブな冒険にロマンを感じます。植民地化が進んだ時代を踏襲しているかのようにも思える映画『アバター』はその一つ。

主人公が自らの意識を接続した「アバター」を介して、衛星パンドラの森の中で、土着の未知の植物や生き物と戯れる場面には、手つかずの自然に足を踏み入れた人だけが得られる感動が詰まっています。

Information

映画『アバター』フライヤー

『アバター』

衛星パンドラでの資源開発を巡り人類は先住民族ナヴィと対立を深める。'09
米/監督:ジェームズ・キャメロン/ディズニープラスのスターで配信中。

また実家の押し入れで偶然見つけて一気読みしたのが漫画版『風の谷のナウシカ』。ナウシカが戦いの旅に出るために、大切にしてきた「腐海」の植物を育てる秘密の温室を閉じる場面が心に留まりました。冒険のためには、何かを手放し、リスクを背負わないといけない。そんな覚悟を要することも、前時代の冒険の醍醐味です。

『風の谷のナウシカ』著:宮崎駿
1984年の同名アニメーション映画の原作漫画。高度産業文明が滅亡してから1,000年後を舞台に、少女ナウシカは人類と自然の共生の道を探りさまざまな試練に立ち向かう。全7巻。著:宮崎駿/徳間書店/605円〜。

profile

石橋瞭 イラスト

長谷圭祐(植物探検家)

はせ・けいすけ/1991年大阪府生まれ。自生地を巡り、熱帯雨林の植生を調査。植物イベント『BORDER BREAK!!』『天下一植物界』を主催。

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