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やっと義父の介護から解放されたのに、待っていたのはさらに厳しくなった義母の酷い仕打ち【息子の離婚】

  • 2026.3.10

ある日、息子渉さんが2人目を妊娠中の妻由美さんと離婚し、元カノ祥子さんと再婚すると聞いて加奈子さんは驚きます。全く悪びれることなく伝える渉さんに、加奈子さんは夫省吾さんの顔が重なって見えました。若い頃の加奈子さんは省吾さんの実家で義父母と同居し、義母の嫁いびりと省吾さんの無関心に耐えながら生活していました。妊娠中のある日、省吾さんは「過去に結婚の約束をした女性が離婚して子どもと一緒に出戻ってきたから自分が面倒をみる」と言い出し、しばらくすると、その女性たちと暮らすと言って出て行ってしまいました。義父母から離縁を許されなかった加奈子さんは、息子の渉さんを出産してからも省吾さんのいない家で義父母と生活するしかなく、渉さんのお世話は義母に奪われ、義父母のお世話と家のことだけをやらされる毎日でした。そんなある日、義父が突然倒れ、急いで愛人宅にいる省吾さんを呼びに行った加奈子さん。しかし、省吾さんはいつの間にか愛人とどこか知らない場所へ行ってしまっていました。さらに、省吾さんが家の通帳をすべて持ち出していたこともわかり、加奈子さんは愕然とします。省吾さんとは音信不通になり、加奈子さんはこれまでの家事に加えて義父の介護もすることに。介護と家事、そして義父から引き継いだ仕事に明け暮れ、まともに眠れない日々が続くこと数年間、義父は息を引き取りました。

義父も亡くなり、残ったのは馬が合わない義母だけ

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介護、家事、仕事に追われる日々が続き数年が経った頃、義父は静かに息を引き取りました。省吾さんに知らせようにも音信不通で、連絡を取る術はありませんでした。葬儀の最中、親戚たちは省吾さんが来ないことを口々に話していました。それがよほど面白くなかったのか、義母は私に向かって「はじめからあの女と一緒になっていたら、息子は自分のもとを離れなかった」と強く当たりました。

義母はため息をつきながら、「嫁が不甲斐ないから仕方ないのよ、加奈子さんを嫁に貰ってからうちはいいことないわ、渉ちゃんだけが心のよりどころよ」と愚痴をこぼしました。すると親戚のひとりが、「事業はどうするんだ?」と口を挟みます。

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義母は私に視線を向けることなく、「ある程度は加奈子さんができるから今までと変わらないわ、加奈子さん、お茶早く出しなさい」と冷たく言いました。予想はしていましたが、義母はこれまで通り、私をこき使うつもりのようです。

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その後、義父の介護からは解放されたものの、義母は以前にも増して私に厳しく当たるようになりました。それでも、渉のことは可愛がってくれますし、大切にしてくれます。ここを出ていっても私ひとりでは渉を養えないし、私が耐えればすべて丸く収まる。そう自分に言い聞かせ、私はこの家を出る選択をしませんでした。

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それから月日が流れ、渉は大学へ進学しました。自宅から通えない大学だったので、1人暮らしをすることになり、家に残ったのは私と義母だけになりました。そして、休む間もなく義母の介護が始まります。ひどい扱いを受けてきたとはいえ、渉をここまで育てるのを手助けしてもらった恩がありました。私は義母を見捨てず、最後まで面倒を見ると心に誓ったのです。

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そんなある日、私のもとに1本の電話がかかってきました。「はい、四宮でございます」いつも通り受話器を取ると、電話の向こうから「もしもし・・・」と、聞き慣れない女性の声が聞こえてきたのです。

義母に虐げられる日々から逃げたかったはずなのに、渉くんを育ててもらった恩を思い、家に残る決断をした加奈子さん。その後の暮らしも決して穏やかで楽しいものではなかったでしょう。それでもここまで耐え抜いてきたことに、ただただ頭が下がります。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお

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