1. トップ
  2. チークの正解はスポーツ後の紅潮感! 最旬の“ボーイブラッシュ”【2026-27秋冬メイクトレンド】

チークの正解はスポーツ後の紅潮感! 最旬の“ボーイブラッシュ”【2026-27秋冬メイクトレンド】

  • 2026.3.9
Getty Images

SNSでは今、チークのプレイスメント、つまりのせる位置が最大の関心事だ。ヘイリー・ビーバーを彷彿とさせる日焼け風の血色感から、頬をリフトアップし骨格を際立たせるようこめかみまで引き上げるカラーリングまで、アプローチは多岐にわたる。

ビューティトレンドに敏感な読者なら、2023年に初めて注目を集めたオリジナルの“ボーイブラッシュ”のバズを覚えているかもしれない。それは映画『ベッカムに恋して』のムードをまとった、スポーティなチークの入れ方だった。このリアルなチークののせ方は、丸みのあるフェイスラインに生命力と温かみをもたらすとして熱狂的なファンを獲得。そして今、2026年秋冬のロンドンファッションウィークで大胆な復活を遂げたのだ。

LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

「ボーイブラッシュのトレンドで重要なのは、まるでスポーツなどのアクティビティ直後ような、フレッシュな紅潮感を頬に宿すことです」と語るのは、「NARS」のナショナルエデュケーション&イベントマネージャーを務めるジェニー・ライオンズ氏。「重厚なコントアリングやスカルプティングメイクで作り込むよりも、ボーイズブラッシュの場合は、のせる位置とシームレスなブレンディングを意識してください。頬のふっくらとしたアップルゾーンの少し低めから、鼻筋を横切るようにふわりとピグメントをのせて。あくまで素肌の一部になりすますような、スキンライクなフィニッシュを目指しましょう」

Thomas de Kluyver via Instagram

このルックが最初に登場したのは、ロンドンファッションウィークで熱い視線を集めた「シモーネ ロシャ」のショーだ。キーメイクアップアーティストを務めたトーマス・ド・クルイバー氏は、「バイレード」とタッグを組み、このトレンドの究極ともいえるモダンな解釈を生み出した。

Courtesy of Byredo

「ロウな生っぽい素肌を意識して、リアルなものを作りたかった」と、彼はバックステージでUK版『ELLE』に語っている。「『シモーネ ロシャ』といえば、多くの場合、非常にフェミニンで軽やかなイメージを抱くでしょう。しかし今回はより強く、よりダークなキャラクターを描きたかったのです。そこで、『バイレード』の“リップスティック ストロンボリ”を使って、この上なく美しいレッドのチークを効かせました。アイブロウはチャコールのアイブロウペンシルを用いて、1930年代にインスパイアされた美しい眉に仕上げています」

Matteo Scarpellini / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

その後、ミラノで開催された2026年秋冬コレクションにおいて、「ミッソーニ」も同様に、冷たい風に吹かれて紅潮したような“ウィンドフラッシュ”ルックを披露。チークののせる位置を、頬骨をなぞるようなシャープな位置から、より自然な頬の丸みのある位置、つまりアップルゾーンへと回帰させた。

さらに、エメラルド・フェネル監督による最新映画『嵐が丘』が火付け役となった、リアルでロージーな血色感の再熱についても触れておくべきだろう。今月スクリーンに本作が登場して以来、プレスツアーを通してマーゴット・ロビーが体現している、ロマンティックで“寒空の下にいたような”スキントーンに、私たちはすっかり魅了されている。まさに、衣装とビューティが見事なまでの融合を果たした好例だ。

自身でこのルックを再現したいなら、いくつかのアプローチがある。「ヴィクトリア ベッカム ビューティ」の“カラーウォッシュ”のような水彩画タッチのブラッシュは、素肌にシアーで自然な血色感を宿すのに最適だ。また、しっかりとしたメイクアップを謳歌したい日には、「シャネル」“リップ&チーク ボーム N°1 ドゥ シャネル”のようなマルチタスク処方が頼もしい。端正に仕上げた肌を美しく活かしながら、洗練された表情へと昇華させてくれるはずだ。

そして、ファッションウィークのシームレスなチークの完成度を叶えたいなら、クルイバー氏のテクニックを参考にしてみてほしい。大胆なカラーのリップスティックを指にとり、頬と唇にラフにぼかし塗りすれば、まるで絵画のように美しく、中世的な血色感が完成する。

Realization : Katie Withington Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

元記事で読む
の記事をもっとみる