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「家賃は俺が払うよ」彼と始まった同棲生活。だが、彼が買い物カゴに入れた物を見て絶句【短編小説】

  • 2026.3.6

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

憧れの同棲生活

「家賃は全部俺が払うよ」

彼にそう言われた時、私はなんて頼もしい人なのだろうと心から感動しました。夢にまで見た大好きな彼との同棲生活。

私たちは話し合いの末、毎月決まった額が出ていく家賃を彼が、月によって金額が変わる食費や日用品を私が負担することに決めたのです。

大きな固定費を受け持ってくれる彼の優しさに、私は少しだけ甘えてもいいのだと信じ込んでいました。

しかし、その淡い期待は同棲後、初めて二人で近所のスーパーへ買い物に出かけた日に、音を立てて崩れ去ったのです。

スーパーで露呈した彼の本性

「せっかくの新生活だし、景気よくいこうよ!」

彼は明るい声でそう言って、私が安売りのお肉を選んでいる横で、一パック数千円もする黒毛和牛のステーキ肉を迷わずカゴへ放り込みました。私の心臓は一瞬、驚きで跳ね上がります。

さらに彼は、普段なら手に取ることさえためらうような、一本四百円近いビールを次々と追加していきました。

私の財布からお金が出ていくことを、彼はまるで忘れているかのようでした。家賃という「固定」の重荷を背負っている自負があるのか、彼は買い物カゴを自分の欲望だけで満たしていきます。

輸入物の高いチーズや、一粒ずつ個包装された高級なチョコレート。それらが積み重なるたびに、私の頭の中ではレジの合計金額が恐ろしい勢いで膨れ上がっていきました。

結局、その日の会計は一万円を優に超えました。私の食費予算は、たった一回の買い物で半分が消えてしまったのです。

「お肉食べるの、楽しみだね!」

家路を急ぐ彼の横顔を見ながら、私は言葉にできないモヤモヤを抱えていました。彼は家賃を払うことで責任を果たしたつもりかもしれません。

でも、そのシワ寄せが私の生活を圧迫している事実に、彼はいつ気付いてくれるのでしょうか。

これからの共同生活に、拭いきれない不安がよぎった瞬間でした。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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