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「TOEIC800点だから任せて」ドヤ顔していた彼との旅行→空港で見せた態度にドン引き…【短編小説】

  • 2026.3.5

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

TOEIC800点の頼もしい彼

「TOEIC800点だから、海外旅行は俺に全部任せて!英語は余裕だからさ」

出発前、カフェで彼はこれ以上ないほどのドヤ顔で言い放ちました。

私はその言葉を信じ、初めての海外旅行への不安が楽しみに変わるのを感じていたのです。

しかし、現地の空港に降り立った瞬間、彼の化けの皮が剥がれ始めました。入国審査の列に並んでいると、彼の歩幅が次第に小さくなっていきます。

鋭い視線を送る審査官を前に、彼は急に口数が減り、顔色が悪くなっていきました。

ついに私たちの順番が来たその時です。彼はあろうことか、スッと私の背後に回り込み、私の肩を「盾」にするようにして隠れました。

そして、私の耳元で信じられない言葉を囁いたのです。

空港で見せた情けない姿

「ほら、練習だと思って聞いてきてよ。俺は後ろで見守ってるから」

あまりの言い草に耳を疑いました。彼は完全に私を矢面に立たせ、自分は安全圏から動こうとしません。

審査官からの質問に対しても、彼は私の背後から「なんて言ってるの?」と小声で尋ねるばかり。

結局、私が必死に単語を繋ぎ合わせてなんとかその場を切り抜けました。

トラブルが起きても、彼は助けるどころか私の袖を引っ張り、「早く解決してよ」と急かすだけ。憧れていたはずの彼の背中は、いつの間にかとても情けなく見えてしまいました。

ホテルへ向かう車内で、彼は「さっきのはお前のために譲ったんだよ」と、苦しい言い訳を並べる始末です。

窓の外の景色を眺めながら、私の心は急速に冷え切っていきます。

TOEICのスコアが高くても、いざという時に自分を盾にするような人と、この先一緒にいられる自信がなくなってしまいました。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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