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「アーリーリリースの意識」だけで飛距離がアップする!男子プロが詳しく解説

  • 2026.3.2

飛距離をアップさせるには、「タメ」や「大きなフォロー」に意識が向きがち。そうではなくて、アーリーリリースをうまく活かして、効率よく飛ばす方法があると青木龍一プロはいう。

左右対称の大きなアークを目指そう

「アーリーリリースの意識」だけで飛距離がアップする!男子プロが詳しく解説
ダウンスイングとフォローの円弧が等しく、大きくゆるやかなアークを描く。リリースは早めに始まり、ちょうどインパクトで完了する。

飛ばすためには大きなスイングアーク=ヘッドの描く円弧が重要ということはみなさんもご存じですよね。しかし、自分でスイングアークを大きくしようと意識してスイングすると、逆効果になる場合もあります。

とくに「フォローを大きく」しようとすると、ダウンスイング側のアークが小さくなって加速が不十分になったり、リリースが間に合わずに振り遅れも生じやすくなるのです。だからと言って反対にダウンスイング側から大きな弧を描こうとしすぎると、早い段階でクラブをリリースしきってしまい、ヒジや手首がゆるんで力が逃げてしまいます。

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手元は小さなアークポイントはちょっとアーリーリリースヘッドは大きなアーク

目指すべきは、ダウンスイングかフォローかのどちらかに偏らない左右対称の大きなアークです。リリースはスムーズに行われ、インパクトで効率よく完了することが大事。

じつはそのためには、手元を大きく振って大きなアークを作ろうとするのではなく、手元は体の近くを通して小さく、ヘッドは大きな弧を描く意識がカギ。まずはその意識改革からはじめてください。

「大きく」振ろうとしすぎると効率ダウン

ダウンスイングを大きくしよう→インパクトが弱くなる

ダウンスイングで大きなアークを作ろうとすると、リリースがインパクト以前に完了してしまう。ヘッドが手元を追い越した効率の悪い状態で当たる

フォロー大きくしよう→ダウンスイングが小さくなる

ダウンスイングでタメてフォローを大きくしようとすると、リリースが間に合わず振り遅れやすい。加速がインパクト後になって効率も悪くなる

「急激」ではなくインパクトまでに「ゆるやかに」リリース

切り返してダウンスイングに入ったら、タメを作ろうとせずにすぐにリリースを開始して大きなアークを作る。手元が腰の高さまで下りてきたときに、シャフトが地面と水平になるくらいまでリリースさせたい。

切り返し後、リリースは等速でスムーズに行われ、インパクトで完了する。

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タメを作るとダウンスイングのアークが小さくなり、ヘッドを加速させにくい。

大きなアークでスイングする場合、ダウンスイングでタメを作る意識は不要です。どちらかというとアーリーリリースの感覚で、切り返したらすぐにリリースしはじめてください。

ただし注意してほしいのは、リリースを「はじめる」のが切り返し直後であって、すぐに「終えて」しまってはダメだということ。早めにはじめたリリースが、ぴったりインパクトで終了することが飛ばしのポイントです。

またこのとき、手を体から遠ざけるように大回りさせてアークを大きくしても、体の力をクラブに伝えられないので、インパクトの衝撃に負けて飛びません。手元は体のエネルギーを逃がさないように体の近くに保ち、ヘッドだけを遠回りさせることが大事なのです。

重い石やカバンなどを振ろうとするとワキを締めるようにして抱え、体を揺さぶりますよね。ゴルフスイングも、同じようにワキを締めて両手を体の正面に保ったまま体を回転させ、その範囲の中でヘッドの円弧を大きくするのがポイントなのです。

両ヒジが体の幅から外れないようにスイング

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右ヒジが外を向くと軌道が乱れる。

右ヒジを下に向けて振る

ダウンスイングで手元を体の正面から外さずキープするには、右ヒジを下に向けて胴体の幅の間に収めておくことが大事。

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右ヒジが内側を指すと軌道が乱れる。

右手1本で右ヒジの向きを意識して素振りをしてみよう。ヒジが外を向くとヒジや手首が早くほどけてしまう。

重いものを振るようなイメージ

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重いものを揺さぶるときの腕の位置です。

インパクトの衝撃に負けないためには、重いものを持っているときのように、ワキを締めて手元が体の近くにある状態がいい。

腕が伸び切ったり手元が体の正面から外れた状態では、体のもつエネルギーが逃げてしまい当たり負けする。

体を回そうとしすぎるのはNG!ボールに正対して打つ

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アドレスの位置へ戻してきます。腰の正面でインパクトする感じ。

体を回そうとしすぎると、手元が体の正面から外れて力が逃げる。実際のスイングは勢いがつくので腰は多少回っていてOKだが、感覚的にはインパクトで腰がボールに正対するイメージで打つ。

「アーリーリリースの意識」だけで飛距離がアップする!男子プロが詳しく解説
腰が回りすぎるとヒジが胴体の幅から外れて、力が逃げてしまう。

大きなスイングアークを作りつつ、インパクトでしっかりとボールを叩くためには体の向きと使い方もとても大事です。

とくに、ダウンスイングで下半身を先行させようとして腰が回りすぎてしまうと、インパクトで力が逃げてしまいます。感覚的には、腰がボールに正対した状態でインパクトを迎えるイメージでスイングすることをおすすめします。前ページで説明した「重いものを持つ」ときのような形でインパクトしてください。

もうひとつ注意してほしいのが、上体の前後方向の動き。スイング中に腕やクラブなどが体を中心に動くときに、それに引っぱられてしまうと前傾が崩れて軌道が乱れ、力が逃げます。バックスイングでは背中側に動く腕やクラブと引っぱり合うように上体を前へ。ダウンスイングではボールに向かっていく腕やクラブと引っぱり合うように上体を後ろに動かす感覚です。前後方向のエネルギーを拮抗させる意識をもつことで、はじめてバランスが保たれるのです。

インパクト後もグリップエンドがおへそを指す

リリースがゆるやかに行われ、体の回転と同調しているのでグリップエンドがおへそを指したままインパクトを迎える。その直後までグリップエンドの向きを保つように体を回そう。

ヒジにゆとりがあるほうがインパクトで力が入る

腰が大きく回ってインパクトすると、腕が伸び切ったインパクトになりやすい(×)。

腰の回転を控えめにし、ヒジにゆとりがある状態でインパクトできたほうが、体のエネルギーをボールに伝えやすい(○)。

クラブと体が前後に引っぱり合うイメージ

クラブや腕に体が引っぱられると、スイングのバランスを崩しやすい。上体をバックスイングでは前に、ダウンスイングでは後ろに動かしてクラブと拮抗させる意識をもとう。

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腕やクラブの重心と遠心力上体を前に出して拮抗させる上体を起こす力で拮抗させる腕やクラブの重さや遠心力
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前頭が崩れる上体を起こす力が負けている腕やクラブの重さや遠心力が勝っているクラブが落ちてダフる

上体の前後の動きを抑えてしまうと、クラブの重さに引っぱられて前傾が崩れやすい。

Drill 1“ヒジつけ打ち”で左右均等のアークを作ろう

ヒジの位置を体の幅に保ってスイングする感覚を磨くために、両ヒジを体にくっつけたまま、体の回転と前腕より先の動きでボールを打つ練習をしよう。インパクトでリリースし終わるイメージを大切に。

ヒジはギュッとリキんで体に押し付ける必要はない。ワキに挟んだタオルが落ちないくらいのゆるい密着でスイングしよう

Drill 2 「小→大」スイングで

振り子感覚を磨こう左右均等の大きなアークを作るためには、振り子的な動きが不可欠。この感覚を養うには、小さな振り子を少しずつ大きくしてフルスイングになるまで連続素振りをする練習が効果的だ。

いかがでしたか? 大きくアークを作り、正面でインパクトすることで、力を逃さず強いスイングができるようになります。

レッスン=青木龍一
●あおき・りゅういち/1988年、神奈川県生まれ。日大ゴルフ部で活躍後、プロ入り。レギュラーツアーを目指し、AbemaTVツアーに出場する理論派の教え上手。

構成=鈴木康介
写真=中野義昌
協力=エースゴルフクラブ

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