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「もう着ないでしょ?」と妻のコートを勝手にフリマで売る夫。だが、ポケットの中身を知り絶句【短編小説】

  • 2026.2.27

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

夫の身勝手なフリマ出品

「これ、もう着ないでしょ?」

夫がクローゼットから一着のロングコートを引っ張り出しました。

それは数年前の誕生日に奮発して買った、お気に入りのコートでした。最近は子供の送り迎えで汚れるのが怖くて、大切にしまい込んでいたものです。

私は夕飯の支度で手が離せず、「勝手に触らないで」と背中で答えました。

しかし、近所の公園で開催されるフリーマーケットに出店するのが趣味の夫は、私の言葉を軽く聞き流しています。

夫はすでに荷物を玄関にまとめていました。

「あのコート、状態が良いから高値で売れそうだよ」

意気揚々と語る夫の言葉を聞き、私は血の気が引くのを感じました。売られることへの怒りよりも、ある重大な秘密を思い出したからです。

「待って!ポケットの中身、確認したの?」

夫は怪訝な顔をしながら、段ボールからコートを取り出しました。

私は震える手でポケットへ指を滑り込ませたのです。

ポケットに隠された秘密

そこから出てきたのは、封筒でした。中には、私が結婚してからコツコツと貯めてきた、数十万円もの「へそくり」が入っています。

中身を見た瞬間、夫の顔から血の気が引いていくのが分かりました。

まさか大金が隠されているとは、夢にも思わなかったのでしょう。私は夫を見て、言い放ちました。

「勝手なことをするから、大事なものを失うところだった」

「ごめん、本当に……」

震える声で謝る夫を横目に、私は静かにコートをクローゼットに戻しました。

物には、持ち主にしかわからない価値と想いが詰まっているのだと、夫がようやく理解した瞬間でした。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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