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会場はミラノの名所ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世。「VOGUE WORLD」2026の詳細が明らかに

  • 2026.2.25

ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世。それは1877年に完成した、ファッションショッピンググルメカルチャーが集まるイタリアのベルエポック様式の至宝だ。そして、高さ50メートルのエレガントなアーチに覆われているこのアーケードが、9月にここミラノで開催されるファッションの一大祭典、ヴォーグ・ワールドVOGUE WORLD)の舞台となることが、本日アナ・ウィンターによって明らかにされた。

2月24日(現地時間)、コンデナストのチーフ・コンテンツ・オフィサーおよび『VOGUE』のグローバル・エディトリアル・ディレクターであるウィンターは、ミラノ市長のジュゼッペ・サラが主催したローンチイベントで、今年の「VOGUE WORLD」の会場やその他の詳細を発表。いち個人として、ミラノの街に対する敬意をまず表し、次のように語った。

「年に何度かこの街を訪れることは、私の人生の大きな楽しみのひとつで、もう数十年も通っています。この街は、その歴史や洗練された雰囲気だけでなく、創造性や温かさにおいて、ファッションの最高峰と言えるでしょう。スカラ座とドゥオーモの間にあるこの素晴らしい空間ほど、ミラノの卓越した魅力のすべてを称える『VOGUE WORLD』の会場にふさわしい場所はないと思います」

記者会見の様子。
記者会見の様子。

今年で第5回目となる「VOGUE WORLD」は、ミラノ・ファッションウィーク初日の9月22日(現地時間)に開催される。「文化交流がかつてないほど重要であると感じられる今、私たちは『VOGUE WORLD』を通じて、万国のクラフトの力を称えます」とウィンターは語った。

これまでニューヨークロンドンパリ、ロサンゼルスと世界各地を巡り、4回にわたって開催されてきた「VOGUE WORLD」は、クリエイティビティを伸ばす教育や地域のコミュニティを支援する慈善団体のために、700万ドル以上の資金を集めた。2026年版を通じて募られた資金は、ミラノのクラフツマンシップ、デザイン、そして文化財の保護を支援するさまざまな重要な取り組みに充てられる予定だ。

「『VOGUE』は、地域に貢献する文化的な取り組みを支援することで、ミラノ市の発展を支えていきたいと強く思っています」とウィンター。支援の対象となる取り組みや団体などは、地元機関からなる専門委員会の協力を得て決定される。

マリーノ宮殿のサラ・アレッシで行われたイベントには、ウィンターのほかに、イタリア版『VOGUE』のヘッド・オブ・エディトリアル・コンテントのフランチェスカ・ラガッツィも参加した。ディエゴ・デッラ・ヴァッレ、レンツォ・ロッソ、レモ・ルッフィーニ、エルメネジルド・ゼニア、カロリーナ・クチネリ、フレデリック・アルノーといったビジネスリーダー、マルコ・デ・ヴィンチェンツォ、ファウスト・プリージ、ロッコ・イアンノーネ、マクシミリアン・デイヴィスフランチェスコ・リッソ、マルゲリータ・マッカパーニ・ミッソーニサバト・デ・サルノデヴィッド・コーマなどのデザイナーを含む、ファッション界の重鎮たちも出席。また、プラダPRADA)・グループのロレンツォ・ベルテッリ、ヴァレンティノVALENTINO)のクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ、ミラノ・スカラ座バレエ団のエトワールのロベルト・ボッレもスピーチを行った。

イベントに参加したロレンツォ・ベルテッリ、フランチェスカ・ラガッツィ、アレッサンドロ・ミケーレ。
Generated imageイベントに参加したロレンツォ・ベルテッリ、フランチェスカ・ラガッツィ、アレッサンドロ・ミケーレ。

ほかにもモデルのビアンカ・バルティ、ラッパーのガリ、そして通算14個のメダルを獲得し、イタリアのオリンピック選手の中で最多のメダル獲得数を誇るアリアンナ・フォンタナの姿があった。「私たちは『VOGUE WORLD』を“ファッションのオリンピック”のようなものだと考えています。この分野における世界最高峰が集う、グローバルな舞台です」とフォンタナの偉大な功績を称賛した後、ウィンターは語った。

オリンピックと同様、「VOGUE WORLD」も開催都市の関連機関との緊密なパートナーシップによってのみ実現されるものだ。この日のイベントの冒頭で、サラ市長は「VOGUE WORLD」の開催地にミラノが選ばれたことを「二重の栄誉」と表した。また、出席していたゲストたちが所属するファッション企業がミラノの経済にもたらす直接的な効果を称賛。「VOGUE WORLD」によって集められた資金が、ミラノの発展を支える取り組みに投資するための「絶好の機会」であると述べた。

イベントでのアリアンナ・フォンタナ。
イベントでのアリアンナ・フォンタナ。

ウィンターに続いて登壇したアレッサンドロ・ミケーレは、ミラノの社会と文化においてファッションが担う「感情的な役割」について語った。今年の「VOGUE WORLD」のテーマ「Where The Future Is Made By The Hand(手仕事が創造する未来)」について、イタリア古来の“fatto a mano(手作り)”の伝統とAIの可能性との関係を探求する機会であるとし、その発展をグーテンベルクの印刷機になぞらえた。

プラダ・グループのロレンツォ・ベルテッリもAIというテーマに触れ、次のように語った。「人工知能やオートメーションについて語るとき、それは人間の専門技術に取って代わるものを作ることを意味するのではなく、より優れたツールを生み出すことを指しているのです。職人の仕事は代替できないので、AI中心の物作りになることはありません」。彼はまた、サステナビリティはイタリアのファッション業界とプラダ・グループにおける「革新の原動力」であると述べた。

この日、ウィンターは「VOGUE WORLD」の会場以外にも、イベントを支えるクリエイティブチームの面々を明らかにした。フアン・コスタ・パスとマルコ・バリッチがそれぞれクリエイティブ・ディレクターとプロデューサーを務め、ファッション史家でキュレーターのジュディス・クラークとアマンダ・ハーレックがファッションの指揮を執る。併せてウィンターは、ミラノでの開催を実現させた当事者であるラガッツィに向けて、称賛の言葉を送った。

イベントを締めくくったのは、当のラガッツィだった。「9月22日に行われる『VOGUE WORLD』は、単なる物理的なイベントでなく、ひとつのグローバルなモーメントになります。各国の『VOGUE』でライブストリーミングされ、ミラノとイタリアのエネルギーを、国境を越えて遠くまで届けてくれることでしょう」

Text: Luke Leitch Adaptation: Anzu Kawano

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