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転職後、「俺の会社とは格が違うから」と彼女をバカにし続けた俺→見下していた彼女の実力を思い知った日…

  • 2026.2.25
ハウコレ

大手企業への転職は、ずっと目標にしてきたことでした。でもそれを手にした瞬間から、大切なものの見え方が歪んでいたのかもしれません。

手に入れた肩書きと、膨らんだ自意識

大学2年からずっと一緒にいた彼女。お互い社会人になってからも、仕事の愚痴を言い合える心地いい関係でした。けれど半年前、念願だった大手IT企業に転職してから、俺の中で何かが変わり始めました。

周囲の同期は有名大学出身ばかりで、正直、劣等感もあったのだと思います。そのぶん、彼女の前では自分の環境を誇示することで安心しようとしていました。「俺の会社とは格が違うから、正直キャリアの話はもうしづらいんだよね」。「そろそろ、ちゃんとした会社に転職したほうがいいんじゃない?俺の彼女がずっとあの規模の会社って、紹介しづらいんだよね」とまで言いました。今思えば、最低の言葉でした。

比較することで保っていたプライド

転職先では、実力を証明するのに必死でした。結果を出さなければ居場所がない。そんな焦りを抱えるうちに、彼女と会うたびに自分の会社の話ばかりするようになっていました。「その会社って昇給あるの?ないなら意味なくない?」「俺の同期はもうマネージャーだよ。同い年なのにこの差、考えたことある?」。

友人との食事の席では、彼女の仕事を「趣味みたいなもの」と笑って紹介したこともありました。彼女はいつも「そうだね、すごいね」と笑って聞いてくれていました。あの笑顔の奥にどれだけの痛みがあったのか。当時の俺には、それを想像する余裕すらなかったのです。

同僚の一言で崩れた思い込み

ある日、同僚がデザインの外注先を誇らしげに報告してきました。「小さい会社なんだけど、仕事のクオリティがすごくて。ロゴもビジュアルも社内で大好評だよ」。同僚が見せてきた制作実績を見て驚きました。見覚えのあるデザイン、それは彼女の仕事でした。

同僚は続けて言いました。「彼女さんだって聞いて驚いたよ。素晴らしい仕事だね」。「趣味みたいなもの」と笑った仕事が、自分の会社を動かしていた。俺は会社の看板でしか自分を語れないのに、彼女は自分の手で価値を生み出していたのです。足元が崩れるような感覚でした。

そして...

その夜、迷いながらもLINEを送りました。「同僚から聞いた。俺、ずっとひどいこと言ってたよな。本当にごめん」。すぐに許してもらえると、どこかで思っていたのかもしれません。でも返ってきたのは、「ありがとう。でも正直、この半年でたくさん傷ついたよ。少し距離を置かせてほしい」という一文でした。

画面を見つめたまま、何も返せませんでした。いつも笑って受け止めてくれていた彼女が、初めて本音をぶつけてくれた。その重さが、ようやくわかりました。6年間、隣にいてくれた人の仕事も、気持ちも、まっすぐに見ようとしなかった。失ったものの大きさに気づいたとき、後悔だけがじわじわと広がっていきました。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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