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PTAのパパが3年連続で会長「不自然だな…」え!?立候補者のもみ消しが発覚!会長職に執着したワケ

  • 2026.2.24

娘の小学校でPTA役員になった私。本来役員は毎年交代しますが、会長は3年連続である1人のパパが担当していました。「引き受けてくれる人が見つからない」と会長は言いますが、実はその言葉の裏には、ある思惑があったのでした。

立候補者がいなかった理由は…

私が初めてPTA役員を引き受けたのは、上の娘が小学3年生になった年のことでした。数々の行事を一緒に乗り越えるうちに、連帯感が生まれ、とても楽しく充実した1年間を過ごしました。

12月になると、次年度の役員探しが始まります。クラス選出の役員たちは必死に声をかけ合い後任を確保しましたが、会長を含めた本部役員の数名は、「まだ見つからなくて」と気まずそうな返事。会長などの大役は、仕事との両立や責任の重さからそう簡単に決まらないのも理解できました。しかし、その後も「見つからない」という返答ばかり。

そして迎えた2月の役員会。当時高校生と小学6年生、そして小学2年生のお子さんを持つ50代のパパ・A会長は沈んだ表情で「このままだと、もう一度私が会長をすることになる。それは避けたいが、学校のために避けては通れないかもしれない」と話したのです。そして最後まで次期会長は見つからず、A会長と、A会長の学生時代の後輩だという小学3年生のお子さんを持つパパ・B副会長の2名が、2年連続で会長と副会長を担当することに。

「子どもたちのために尽力してくださるのはありがたい」と、そのときは純粋に感謝していました。当時のA会長も人手の足りない役員会を一身に背負う「責任感の強いリーダー」という印象が強く、誰もがその善意を信じて疑わなかったのです。

ところが翌年もまた、A会長とB副会長が残留。3年連続という状況に、さすがに私の中でも疑問が生まれ始めました。

会長たちが3年目の続投となった年、今度は下の娘の学年で役員になっていた私は、役員会に出席。そこで新たなことが判明したのです。それは、A会長とB副会長の独裁的な運営でした。会長を長く務めているがために、A会長は「自分の意見が正しい」とふんぞり返っていたのです。A会長の決めた内容に関して異論は一切認められず、役員の負担軽減のための案も「伝統に反する」と一蹴されていたのです。そのせいか、多くの保護者がPTA活動を敬遠し、組織は疲弊していました。

そんな中、ある日の役員会で保護者のひとり、小学5年生のお子さんを持つママ・Cさんが「3年も連続で会長だなんて大変でしょう。交代はしないのですか?」とやんわりと切り込みました。A会長は「引き受けてくれる方が見つからなかった」と答えましたが、Cさんは「こんな児童数1,000人を超えるマンモス校で、誰も見つからないなんてありますか? きちんと探したんですか?」と食い下がります。その指摘にA会長は怒りを露わにし、「探したけれど、誰も引き受けてくれなかった。子どもたちのためと思って頑張っているのに!」と明らかに苛立った様子で反論しました。

するとCさんは落ち着いた声で「私の知り合いが、昨年会長に立候補を申し出たけれど、会長に『前例がない』『混乱を招く』と断られたと言っていましたよ」と指摘。情に厚く責任感の強いCさんは、知り合いからの「会長立候補をもみ消された事実」を聞きつけ、堪忍袋の緒が切れていたのです。

A会長は顔を真っ赤にして黙り込みます。「そうは言っても会長職は大変なんだぞ」とブツブツ言いますが、他の保護者からも「地域行事でのVIP待遇や、接待と言いながら経費で高級料理店へ行くなど、会長職の権利を乱用している」、「校長への高圧的な態度や、気に入らない教師への批判など、学校運営に対しても看過できない態度をとっている」と次々に報告が上がり、ぐうの音も出ない状況に。この件をきっかけに、全保護者にアンケートを取ることが決まり、実際には複数の希望者がいたことが判明しました。翌年、A会長と、会長に逆らえなかったB副会長は役職を退き、公募による透明性の高い新体制が発足したのでした。

個人が「善意」を隠れみのにして権力に執着する組織には、利権と腐敗が生まれると実感した今回の一件。PTAは誰かのプライドを満たしたり、特別待遇を受けたりするための手段ではなく、保護者が対等に関わり、透明性を保つことで初めて子どもたちのための組織になり得ると思います。PTAに限らず、おかしい、間違っていると感じる状況に対して、一人で我慢せず、公平な運営のために声を上げることが、健全な組織を守るためには不可欠であると痛感した出来事でした。

著者:工藤あゆみ/40代・会社員。15歳と11歳の女の子のママ。コンビニスイーツにはまって新商品を楽しみに待つ毎日を送っている。

作画:yoichigo

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

ベビーカレンダー編集部

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