1. トップ
  2. カゴからはみ出すトイレットペーパーは違反? 自転車での買い物で気をつけたいルール

カゴからはみ出すトイレットペーパーは違反? 自転車での買い物で気をつけたいルール

  • 2026.2.24

夕飯の買い物を終えて自転車に乗ろうとした時、前かごが荷物でいっぱいなのに「トイレットペーパーを買い忘れた!」と気づき、その上にさらに載せてしまったことはないでしょうか。

はみ出した荷物のせいで前が見えづらくなり、ハンドルがふらつくこともあるでしょう。

『少しの間だけ』と走っている最中に子供が飛び出したり、車と接触したりするおそれも否定できません。

「みんなやっているから」という油断が、実は事故や法律違反につながる可能性があるのです。

『カゴに入ればOK』は間違い? 知っておきたい自転車の積載基準

※写真はイメージ

本記事では、アディーレ法律事務所の島田さくら弁護士に、自転車の積載ルールについて、話をうかがいました。

――自転車の積載について、法律では前カゴに積める荷物の大きさ・積み方にどのような制限がありますか?

自転車の積載に関する制限は、道路交通法に基づき各都道府県が定める『道路交通規則』によって決まるため、地域によって細かな違いがあります。

例えば『東京都道路交通規則』では、次のように定められています。

荷物の重量は30kgまで

前後の長さはカゴから30cm以内

幅はカゴから左右それぞれ15cm以内

高さは地面から2m以内

さらに、積み方は以下の決まりがあります。

カゴから前後にもっともはみ出した部分の合計が30cmを超えてはいけない

左右はそれぞれ15cm以内

各自転車や前カゴには『JIS規格』に基づく最大積載量が記載されています。安全に運転するためには、必ず自分の自転車や前カゴの最大積載量を確認しましょう。

――前カゴから荷物がはみ出している場合、どのような状態から違反になるのでしょうか?

――荷物のはみ出しが原因で事故が起きた場合、自転車に乗っていた人の責任はどのように判断されますか?

事故が発生した場合、荷物の積載状況は過失割合に影響します。特に、積載制限違反が原因で事故が起きた場合、自転車運転者の過失割合は大きくなるでしょう。

また、荷物のはみ出しが基準内でも、不必要なはみ出しなどで安全への配慮に欠けており、安全運転義務違反に該当する場合、過失割合で不利に判断されることがあるので注意が必要です。

「少しはみ出しているくらい大丈夫」という油断が、事故時には大きなリスクになります。自転車は免許不要で便利な乗り物ですが、違反があれば運転者は法的責任を負うことを忘れないでください。

自分を守るための積載ルール

※写真はイメージ

法律では荷物のはみ出しにも基準が定められています。だからこそ私たちにできるのは、無理のない量にとどめて運ぶという心がけです。

「カゴに載っていれば大丈夫」と思い込まず、一度立ち止まって考えてみるのが大事でしょう。

ほんの少し気を配るだけでも、自分や周囲の安全を守ることにつながります。その積み重ねが、いつもの何気ない日常をそっと支えてくれるかもしれません。

[文・取材/LUIS FIELD 構成/grape編集部]

取材協力 アディーレ法律事務所 島田さくら 弁護士 (東京弁護士会所属)

退職代行、不当解雇、パワハラなどの労働問題全般に精通。在日ASEAN加盟国大使館の領事担当官に対し、民間の法律事務所初となる労働法講演を行った実績を持つ。
TVやラジオ、雑誌などメディアの出演歴も長く、幅広い分野への対応力にも定評がある。
HP⇒アディーレ法律事務所

元記事で読む
の記事をもっとみる