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スマホデビューするも「既読スルーしないで」友人たちに追い詰められる娘。通知音に怯える日々を終わらせたのは

  • 2026.2.27

中学生にもなると、友人との交流のためにスマホを欲しがるお子さんも多いですよね。しかし、便利なはずのツールが、子どもたちの世界では思わぬトラブルを生むこともあります。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

画像: スマホデビューするも「既読スルーしないで」友人たちに追い詰められる娘。通知音に怯える日々を終わらせたのは

娘のスマホデビュー

「学校の連絡が回ってくるから」
「持ってないと友達の輪に入れてもらえない」
という娘の言葉に押され、中学入学と同時にスマホを持たせました。

最初は楽しそうにメッセージを送り合い、時には友達からの写真を私に見せてくれたりもしていました。

しかし、数ヶ月経つと、娘の表情は暗くなり、夜中までスマホの通知音が鳴り止まないように。

しばらく様子を見ていましたが、どうしても心配になり理由を聞くと、「いつの間にかクラスの女子グループで“リーダー役”を背負わされている」と泣きついてきました。

優等生気質で真面目な性格ゆえか、友人同士の諍いの仲裁役という重い役割を、娘は一方的に押し付けられていたのです。

逃げ場のない状況に、娘の心は……

「A子とB子がケンカしてるから仲裁して」
「誰が悪いか決めて」

そんな無責任なメッセージが、争いとは何の関係もない娘に向かって連日投げつけられていました。

ある晩、泣きながらスマホを差し出してきた娘の画面には、友人からの「既読スルー?」「逃げないでよ」という冷酷な言葉が。

便利なはずのツールが、いつの間にか娘を傷つける凶器に変わっていたのです。
逃げ場のない狭い世界で、娘の心は、もう限界まで追い詰められていました。

学校との連携

翌朝、「学校の外のことだし、相手にしてもらえないかもしれない」という不安を抱えながらも、私は意を決して担任の先生に相談しました。

先生は真摯に耳を傾け、「最近クラスの雰囲気が気になっていたんです」と言ってくれました。

数日後には、学年全体の「SNS講習会」が開かれ、ネットの暴力や対処法が指導されることに。

さらに学校は「夜21時以降の利用自粛」を保護者にも通知。
これによって、娘は「先生が厳しいから」と、角を立てずに自然な形でグループから距離を置くことができたのでした。

親子だけで抱え込まない

異常な熱を帯びていたトークも、この出来事をきっかけに次第に落ち着いて、娘の表情も徐々に明るさを取り戻していきました。

スマホをめぐる子どもたちの人間関係は、親の想像を絶するスピードで歪んでいくことがあります。

家庭だけで抱え込まず、場合によっては学校と力を合わせて「子どもを守る仕組み」を作っていく大切さを、今回の出来事が教えてくれました。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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