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ソシャゲ課金で87万円!? 家庭を蔑ろにする「ゲーム依存夫」の生態【離婚カウンセラーインタビュー】

  • 2026.2.23

【漫画】本編を読む

「ゲーム依存症」に陥った夫と、それに振り回される家族の姿を描いた物語『子どもの命よりソシャゲが大事ですか?』(aco:原作、茅野:漫画/KADOKAWA)。

妻・清美を悩ませているのは、家事も育児もせず、ソシャゲに夢中になる夫・達也の存在だ。夫は、娘のための大切な貯金から87万円もゲームに課金していた。どんなにスマホから引きはがそうと苦心しても、夫は嘘に嘘を重ねてゲームの世界にのめり込んでいってしまう。

やがてゲーム依存をきっかけに、夫は道を大きく踏み外してしまうことに…。その時、妻は? 娘は? 本作の家族を例に、離婚カウンセラーでもある「家族のためのADRセンター」代表・小泉道子さんに、依存症や離婚についての話を伺った。

※『子どもの命よりソシャゲが大事ですか?』のエピソードをもとにインタビューを行っています。依存症についての詳細は専門機関などにご確認ください。

――小泉さんは「家族のためのADRセンター」の代表を務め、離婚に悩む方々へのカウンセリングや協議のサポートに尽力されています。まずは、ADRという仕組みについてお聞かせください。

小泉道子さん(以下、小泉):ADRは、「当事者同士での対話は限界だが、弁護士を立てて法廷で争うことは避けたい」と考える方にとって、非常に使い勝手の良い制度です。

私が設立した「家族のためのADRセンター」は、本格的な手続きの前段階からサポートを行う民間調停機関です。現在、当センターには年間700件から800件にのぼる相談が寄せられています。

――本作には、月に87万円という大金をソシャゲへ課金していた夫が登場します。妻は「それって普通の感覚なの?」と疑問を抱いていますが、専門家の立場からどうお感じになりましたか。

小泉:収入にもよりますが、単にゲーム好きの課金であれば月額数万円までだと思います。月に87万円という金額は生活が破綻するレベルの課金額です。借金まみれになったり、犯罪に走ったり、もしくは自己破産したりと、人生が破綻していく人が多いのではと思います。

――本作の夫はソシャゲに夢中で、家庭を蔑ろにしています。たとえゲームに夢中であっても、家族の時間を充分に持てる人と、この夫との決定的な差はどこにあるのでしょうか。

小泉:「依存」かそうでないか、だと思います。依存症になると、自分の意思でコントロールできなくなってしまいます。また、大切なものの順序も変わってしまったり、借金や犯罪といった、これまでの自分では考えられないことをやってしまったりします。

取材・文=あまみん

小泉道子(こいずみ みちこ)

「家族のためのADRセンター」代表。家庭裁判所調査官として、夫婦の離婚調停の仕事に15年間従事。その後、民間調停機関「家族のためのADRセンター」を立ち上げる。離婚カウンセラーとして、親の離婚に直面する子どもたちのケアにも力を入れている。

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