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最強の“被害者姫”とは? 主人公を待ち受ける意外な結末の意味【著者インタビュー】

  • 2026.2.22

【漫画】本編を読む

「自分の意見を主張せず、争いごとが嫌いでニコニコしている」そんな“いい人”のアヤ。優しく気遣いのできる彼女は職場の愛されキャラだ。しかし彼女は無言で相手の罪悪感を刺激する「被害者姫」だった――。あらゆる手段を使って自分を被害者側に見せ、周囲の同情を集めて相手を加害者に仕立て上げる。一番かわいそうな立場を死守しようとするアヤに待っている結末は……?

攻撃的な言葉を発さずに、相手を追い詰めていく“受動的攻撃”をテーマに描かれた『被害者姫 彼女は受動的攻撃をしている』(水谷緑/竹書房)。昨年放送されたドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」の原作者であり、本書の著者でもある水谷緑さんに、本書を描いたきっかけやアヤが取る受動的攻撃について話を伺った。

――本作を描く中で悩んだことはありますか?

水谷緑さん(以下、水谷):ラストシーンをどうするかについてはかなり迷いました。コミックエッセイって「こうすれば解決しますよ」とか、答えを完全に提示するものもあるんです。でも今回は創作エッセイなので、企画の時点で最後はイヤミス(読後にイヤな気持ちになるミステリー)みたいに後味の悪いものにしようと決めていたんです。そこからアヤはなぜこうなってしまったのかをどこまで描くか、ラストをどんなシーンで終わらせるか…みたいなところを悩みましたね。

――アヤはとにかく自分が被害者の立場になって、相手の罪悪感を刺激する「受動的攻撃」を取り続けていますね。ネタバレになってしまうので詳しくは言えないのですが、“被害者姫”であるアヤには意外な結末が待っています。これはどう思いついたのでしょうか?

水谷:最強の被害者姫ってなんだろうと考えたんです。そこで自分がどん底な状況になっても、それを「かわいそうな自分」を演出するためのネタにすることかなと考えて、この展開になりました。アヤは受動的攻撃の達人として描いたので、ここからさらにどんな受動的攻撃を繰り広げていくのかに注目してください。

――現在、先生は『暴力病院』という作品を連載中ですね。こちらはどんな話なのでしょうか?

水谷:精神科病院で起きている問題について描いた作品になっています。4月9日には単行本が発売されますので、ぜひ読んでいただきたいです!

取材・文=原智香

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