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弟を支えるために犠牲になる必要はない。同僚の言葉で自分の家族の異常さを知る【弟優先実母】

  • 2026.2.20

恋人のケイスケさんと暮らすマサミさんは、ある日弟のカズキさんから、母親への仕送りを少し増やして欲しいと言われます。なんでも、自分の息子を塾に行かせるために母親に援助を申し出ましたが、そうなると母親の生活費が圧迫されるため、姉であるマサミさんにその分を補填してほしいとのこと。当然、話を聞いたケイスケさんは混乱します。ところがマサミさんは幼少期から弟を支えるために自分の人生があると母親から言われて育っており、これは彼女にとって当たり前のことでした。思い返せば、マサミさんは幼い頃から「お姉ちゃんでしょ」と我慢させられてばかり。中学生の頃も、吹奏楽部に入りたいというマサミさんの希望を「カズキが中学受験するから無理」とバッサリ。高校に上がってからも、大学に進学したいと言うマサミさんの気持ちを聞くこともせず、はじめから就職させる気満々。社会人になってからも、お金は全て母親が管理。マサミさんは月1万円のお小遣いでなんとかやりくりするも、自分が稼いだお金を自由に使えないことに不満を感じるようになりました。そんな時、上司から思いがけない転勤の打診が。はじめは母親に反対されましたが、必死の説得によりマサミさんはついに家族から距離をとることに成功します。

社会人になって数年が経ってから、初めて見る自分の通帳

ママ広場

思いがけず舞い込んだ転勤の打診。はじめこそ母は反対していましたが、「転勤すれば給料も上がるし、仕送りもちゃんとするから」そう伝えると、渋々ながらも認めてくれました。これで母とカズキから距離を置ける。私は胸の奥で、静かに安堵のため息をつきました。

やっと手にできた自分の通帳。これまで給料はすべて母が管理していたから、こうして自分で通帳を見るのは初めてでした。記帳された金額を眺めながら、そこから母に渡す仕送りの15万円を差し引き、残りを生活費に回す計算を頭の中でします。・・・やっぱり、仕送りの額が大きい。自由に使えるお金はほんのわずかでした。

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でも、会社の寮に入れたおかげで家賃がかからなくて済むのが幸いでした。節約して、これからは少しずつ貯金もしよう。それから数日後、何気ない会話の流れで実家に仕送りをしていることを話すと、同僚は一瞬言葉を失い、「・・・え?実家に仕送りしてるの!?」と、ポカンと口を開けて驚きました。

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同僚たちの反応に、私はきょとんとして、「え・・・うん、みんなしてないの?」と聞き返しました。すると2人は顔を見合わせて、「いや、してないよね?」「うん」と、どこか戸惑った様子。「どうしてそんなにしてるの?何か事情があるとか?」そう聞かれた私は当たり前のように「え、弟が私立の大学に行っててお金がかかるからだよ」と答えました。

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「へー弟何年生?」そう聞かれた私は「3年かな、あと少しだよ」と答えました。すると同僚は少し間を置いてから、「そうなんだ、でもマサミが犠牲になるのはおかしくない?」とズバリ言ったのです。思いもよらない言葉に、私は思わず「ぎ・・・犠牲?」と、その言葉を繰り返しました。

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「だっておかしくない?マサミの人生はマサミが決めていいと思うけど」もうひとりの同僚も同じ気持ちだったのか、うんうんと力強く頷きました。私の人生は、私が決めていい。そんな言葉を向けられたのは初めてでした。私の人生は弟のカズキを支えるためにある。そう信じて疑わなかった私に、同僚の言葉は強く響きました。

毎月の給料から15万円も実家に仕送りしていると聞けば、同僚たちが驚くのも無理はありません。マサミさんくらいの年齢なら、自分の好きなものを買ったり、友達と出かけたり、彼氏とのデートを楽しんだり・・・それがごく自然なことのはず。いくら弟の学費を援助すると言っても、限度がありますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

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