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「これまでの努力は何だったんだ」納得できない異動に落ち込んでいたら → 上司から『意外な言葉』が

  • 2026.3.13

希望外の部署異動に落胆し『努力は無駄だったのか』と自信を失いかけた春。
理由も告げられぬまま迎えた新年度直前、上司からの思いがけない一言が胸に響きます。
異動の裏にあった真意とは?
今回は筆者の友人から聞いた前向きになれるエピソードをご紹介します。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

希望外の部署への異動

ある年の3月半ば、私に異動の内示が出ました。

その内容は、まったく希望していなかった部署への異動……。

事前に出していた希望どおりでなかったうえに、これまでの部署で積み上げてきた経験が活かせるかも未知数な異動先であったため、正直がっかりしました。

同僚からも同情の声ばかり。

「いつかは希望の部署にいけるよ」
「君が優秀だからじゃない?」
と励まされても、何だか無理にフォローされている気がして、気持ちはさらに沈んでいきました。

努力は無駄?

異動の理由も特に説明はなし。

納得できないまま新年度を迎えることへの不安が日に日に膨らんでいきました。

『これまでの努力は無駄だったのだろうか?』
『頑張っていても誰にも評価されていないなら報われないじゃないか……』

そんな疑念や悲しみさえ浮かんでいたのです。

本当の理由

そんな暗い気持ちで過ごすなか、退勤間際に上司から声をかけられました。

周囲に人がいないのを確認すると、上司は小声であることを教えてくれたのです。

「今回の異動、実は君が評価されたからこその抜擢だよ」

私の疑いの眼差しを感じ取ったのか、その後笑ってこう続けた上司。

「公表していないが、組織の編成上、あの部署には現場を理解して調整できる人がどうしても必要だったんだ」
「君は現場と管理、両方の感覚を持っている。そのバランス感覚を新天地で発揮してほしいからこそ、白羽の矢が立ったんだよ」

ポジティブに

希望外だと思っていた異動が、実は期待を込めたミッションだったと知り、胸の奥がじんと熱くなった私。

もちろん、だからといって不安や希望部署への想いが完全に消えたわけではありませんでした。

それでも、新しい部署へ配属されることの解釈は大きく変わったのです。

評価されていなかったのではなくむしろ信頼されていたのだ、とポジティブに捉えることができた私。

その年の4月からの新しい環境では、事実、初めて取り組む仕事が多かったものの、これまでの経験を活かして成長できた場ともなりました。

あの年の3月の異動は、私にとって“居場所を変える通過点”ではなく“役割を与えられたスタートライン”になった、いい思い出です。

【体験者:30代・男性会社員、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。

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