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【実話】義父の口から漏れた「戦争犯罪」という言葉…!昭和一桁生まれの義父が語る“戦時中のリアル”【作者に聞く】

  • 2026.2.20

「もしかしたら、歴史の教科書で聞いた単語が聞こえてくる?」年の差婚を機に、昭和一桁生まれの義父・マキオさんと同居することになった、まげよ(@mageyoozu)さん。日常会話にさらりと混じる「教育勅語」などの言葉に、かつて日本が歩んだ戦時中の空気を感じ取った。

まげよさんが義父の幼少期の記憶を丁寧に綴った『お義父さんが生きた戦時中の記憶』は、2024年8月に「竹書房コミックエッセイ大賞」を受賞。体験者ならではの生々しい証言が、SNSでも大きな反響を呼んでいる。

子ども目線の「楽しさ」と、突如現れた「戦争犯罪」という言葉の重み

「お義父さんが生きた戦時中の記憶」1-1 画像提供:まげよさん
「お義父さんが生きた戦時中の記憶」1-1 画像提供:まげよさん
1-2 画像提供:まげよさん
1-2 画像提供:まげよさん
1-3 画像提供:まげよさん
1-3 画像提供:まげよさん

本作で描かれる戦時中の風景は、どこか子どもの純粋な目線が混じっている。戦争協力者にするための教育を受けながらも、それに染まりきらない子どもたちの日常。まげよさんは「幸せとは、本当に単純な感情だということが伝わるといい」と語る。

しかし、その平穏を破るエピソードが、村にB29が墜落した話だ。「それまでは純粋な体験談だったのに、義父の口から【戦争犯罪】という言葉が出てきたときは本当に驚きました」生きた証言だからこそ、教科書では「歴史」として処理されてしまう出来事が、血の通った「事実」として突きつけられる。

「対岸の火事ではない」 戦後80年を前に、失われゆく記憶を形に

義父の話を聞く前は、戦争を「昔の人のこと」と捉えていたまげよさん。しかし、調べれば調べるほど、当時の日本がしていたこと、そして今まさに世界(ロシアやウクライナなど)で起きていることが地続きであることを痛感しているという。

「もし本作を描いていなければ、ニュースは対岸の火事止まりだったと思います。義父の話を聞かなければ、私も一生知ることもなかった事実ばかりです」

現在、義父・マキオさんは物忘れが進むなど、体力の衰えが見え始めている。「生きた記憶が少しずつ失われていっている」と感じるからこそ、まげよさんは執筆を急いでいる。

日本から戦争体験者が年々少なくなっていく今、この貴重な「生の記憶」は、私たちが未来へ繋ぐべきバトンのような作品となるだろう。

取材協力:まげよ(@mageyoozu)

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