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「老後、いくら必要?」ロマンチックな雰囲気のなか、彼が取り出したのは指輪ではなく電卓とライフプランだった【作者に聞く】

  • 2026.2.18
周囲の声がうるさくて、思わず「結婚しない同盟」なるものを結んでしまった! 桜月(@k_sakurazuki)
周囲の声がうるさくて、思わず「結婚しない同盟」なるものを結んでしまった! 桜月(@k_sakurazuki)

久しぶりに再会した、いい感じの男女。「ずっと一緒にいたい」という気持ちを伝えるなら、普通は愛の告白やプロポーズだろう。しかし、この2人は違う。「老後、いくら必要か試算してみたんだ」ロマンチックな雰囲気のなか、彼が取り出したのは指輪ではなく電卓とライフプランだった。

今回は、周囲からの「結婚圧」に疲れた男女が、あえて「結婚しない同盟」を結ぶことでこじれていくラブコメディ、漫画家・桜月さん(@k_sakurazuki)の『結婚しない同盟』を紹介する。

結婚しない同盟_P002 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P002 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P003 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P003 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P004 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P004 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P005 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P005 桜月(@k_sakurazuki)

「なんで老後!?」すれ違う2人の本音

彼氏がいないことを哀れまれ、周りの友人たちから合コンや婚活をやたらとすすめられていた主人公の吉田。「私は彼氏なんていなくていいし、結婚も興味ない!!」「1人が楽しいの!!」と息巻いていたのだが、中学の同級生だった佐々木と偶然に再会したところから話は始まる。

お互い同じ境遇に息苦しさを感じていたことから意気投合し、“結婚しない同盟”を結ぶことになった吉田と佐々木。しかし一緒に同盟活動をしていくうちに、お互い心境に変化が生じてきた。本当は両思いなのだが、“結婚しない同盟”を結んでいることから手も足も出ない状況に陥っていたのだ。

なんとか気持ちを伝えたい佐々木は、あろうことか「老後計画」について吉田に持ちかけることに…。

老後について熱く語り合い会話は盛り上がるのだが、吉田は心中で「なんで老後!!」と泣いており、同じく老後計画を切り出した佐々木自身も「間違えた気がする…」と心で泣いていたのだった…。

本当は両思いなのに“結婚しない同盟”を結んだばかりにこじれていく2人のちぐはぐなやりとりに、読者も「いや、老後も一緒にいる気満々なら結婚しろよw」「はよう結婚してくれ君たち…」とモヤモヤが止まらない。

読者を「やきもき」させる仕掛け

本作は女性視点と男性視点が交互に描かれる構成が特徴的だが、著者の桜月さんはその狙いについて、「2人が鈍感すぎる展開にすると読んでいる人が興ざめしてしまうので、楽しく読んでもらえるくらいの鈍感さ、すれ違いくらいにしようと気をつけています」と語る。「2人とも同じようなことを考えているのに、同盟のせいで確かめることもできず両片思いですれ違っている状況を、やきもきしながら読んでもらえたらいいなと思いながら描いています」と、読者のじれったい感情も計算ずくのようだ。

老後も趣味を維持するために

本作のなかで2人は、独身者が老後にいくら必要かについて真剣に話し合っている。趣味にお金をつぎ込みがちな2人だが、今後は計画的に貯金へ回し、老後も趣味を維持できるように計画中だ。“貯金目標達成率”の報告会をしようと話す2人が、ちょっとズレてはいるが何だかかわいらしくもある。

今後の展開について、桜月さんは「最後をどうするかは決めているのですが、そこまでの展開を少し悩んでいることと、遅筆なせいで超不定期更新になっていてすみません。最後まで描き切る気持ちはありますので、気長に待っていただけたらと思います。がんばります!!」と意気込みを語ってくれた。

桜月さんいわく、「私の漫画はどれも比較的短いので、時間つぶしにでも読んでいただけたらうれしいです」とのこと。桜月さんのほかの作品を読みながら、『結婚しない同盟』の更新を楽しみに待つとしよう。

取材協力:桜月(@k_sakurazuki)

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