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腟ケアのススメ!ムレやかゆみ、膣のゆるみ「正しい保湿・マッサージ」

  • 2026.2.17

「膣ケア」という言葉を聞いたことはありますか?近年、デリケートゾーン用アイテムが一般に浸透すると同時に、膣ケアへの関心も高まっています。気になっていてもどんなメリットがあるのか、どんな方法で行えばいいのかわからない人は、ぜひチェックして!

膣ケアとは

膣ケアとは
kei.channel/PIXTA

「膣ケア」とは膣まわり、いわゆる「デリケートゾーン」や「フェムゾーン」と呼ばれる部分全体を清潔にするケアのことです。

膣は生理や出産、性生活など、女性にとって非常に大切な部分であるため、ケアして整えることでQOLの向上につながります。

特に女性ホルモンが低下して膣やその周りにトラブルが起こりやすい50歳前後の女性は、膣ケアを積極的に取り入れることをおすすめします。

膣ケアを取り入れるメリット

膣ケアを取り入れるメリット
buritora/PIXA

膣まわりは顔と同じように、年齢やホルモンバランスの変化とともに老化していきます。

しかも膣まわりは顔よりも皮膚が薄く繊細です。トラブルが起こりやすい部分であるため、毎日スキンケアを行うのと同じように、習慣的に膣ケアを行うことで女性特有の不調を予防・改善し、快適に過ごせるよう努めましょう。

ここでは、膣ケアを取り入れるメリットについて詳しく紹介します。

ムレやかゆみなどの不快な症状を予防・改善できる

膣まわりは汗や排泄物が皮膚やアンダーヘアに付着して、不衛生な状態になりがちな部分です。

下着の摩擦でもムレやかゆみが起こる可能性がありますが、下着を汚したくないからとおりものシートや尿漏れパッドをつけている場合は特に外陰部がムレやすく、雑菌が繁殖してトラブルの原因になります。

体調が悪いときは、膣炎を引き起こす恐れもあるため、日頃から膣ケアで清潔を保つ必要があります。

感染のリスクが低下する

通常、膣内は「デーデルライン桿菌」によって酸性に保たれ、有害な細菌の増殖を抑えて感染を予防しています。

デーデルライン桿菌とは、健康な女性の膣内に多く住む善玉の乳酸菌のことです。

このデーデルライン桿菌は、グリコーゲンをエサにしてブドウ糖を分解し、乳酸に変換することで膣内を酸性に保っています。

しかし、女性ホルモン・エストロゲンの低下やストレス、疲労などによってデーデルライン桿菌が減少し、膣内の自浄作用が弱まってしまうと、侵入してきた細菌が増殖して「細菌性膣炎」にかかりやすくなるため、心身に不調が起こりやすい更年期世代は特に膣ケアの実践が重要です。

女性ホルモンのバランスをサポートできる

腟ケアは、膣内の粘液を出やすくする効果も期待できます。

膣から分泌される粘液、いわゆる「おりもの」は、ウイルスや細菌などの侵入をブロックするだけでなく、女性ホルモンのバランスをサポートする作用も期待できます。

おりものの量や状態は、女性ホルモン・エストロゲンの分泌量と深い関わりがあり、年齢とともに減少するのが一般的です。

そのため、膣ケアで膣内の血行をよくして粘液を出やすくすることで、女性ホルモンにもよい影響を与えられ、乾燥による膣周りのトラブルの予防や改善につながります。

膣のゆるみや尿漏れを予防・改善できる

膣のケアには外陰部や膣内の粘膜だけでなく、「骨盤底筋」を鍛えるトレーニングも含みます。

骨盤底筋とは、骨盤の底に位置する筋肉群のことです。外尿道括約筋や肛門括約筋、膣括約筋、肛門挙筋などから構成されていて、膣や子宮、膀胱、直腸などの臓器を支える役割を担っています。

骨盤底筋がゆるむと膣がゆるんだり尿漏れが起こったりしますが、筋力を強化すれば膣の引き締め効果や尿漏れの予防・改善が期待できます。

特に更年期世代は、女性ホルモン・エストロゲンの分泌量の低下により、筋肉量が減少して骨盤底筋がゆるみやすく、尿漏れだけでなく膀胱や子宮、直腸などの臓器が膣から外に脱出してしまう「骨盤臓器脱」になりやすいため、日頃から鍛えておくことが大切です。

乾燥・黒ずみ・性交痛などの症状を予防・改善できる

皮膚が薄くデリケートな膣まわりは、乾燥しやすく黒ずみも起こりやすいのが特徴です。

ひどくなると乾燥や黒ずみだけでなく病気になる恐れもあるため、日常的に適切な膣ケアを行ってこれらのトラブルを予防・改善する必要があります。

また、膣ケアによって膣まわりを柔らかく保つことで、性交痛の予防・改善にもつながるため、性交痛が起こりやすい更年期世代にとっては必須のケアだといえます。

ポジティブな気持ちになれる

膣ケアを行うと、膣周りのトラブルの予防・改善ができるだけでなく、自分に自信がついてポジティブな気持ちになれます。

例えば、膣のゆるみを指摘された経験がある人や性交痛にお悩みの人が膣ケアを行うと、ゆるみや性交痛が改善されてパートナーとより親密になれます。

また、尿漏れが気になって外出がおっくうになっていた人も、膣ケアによって症状が改善されれば再び友人との食事や旅行を楽しめるようになるでしょう。

正しい膣ケアの方法

正しい膣ケアの方法
Ushico/PIXTA

膣ケアが女性にとって重要であることは理解していても、正しい方法がわからずケアできない人も多いのではないでしょうか。

以下は、膣ケアの基本です。

  • 膣まわりの洗浄
  • 膣まわりの保湿
  • 膣マッサージ
  • 整った生活習慣
  • 膣トレ(骨盤底筋体操)

どれも簡単に実践できるものなので、ぜひトライしてみてください。

膣まわりの洗浄

体の外側から行う膣ケアの第一歩は、膣まわりを清潔に保つことです。自浄作用を持つ膣の内部まで洗う必要はありませんが、垢や汚れが溜まりやすい外陰部は常に清潔にしておきましょう。

膣まわりはデリケートで刺激に弱く、強い成分が含まれるソープで洗うと常在菌まで殺してしまう可能性があるため、低刺激のデリケートゾーン用ソープなどを選ぶことをおすすめします。

洗うときはソープをしっかりと泡立てて手に泡を乗せ、前方からヒダやシワを伸ばしながら泡で包み込むように洗っていきます。

こすりすぎは乾燥や黒ずみ、かゆみの原因となるため、優しく丁寧に洗うことを心がけましょう。

膣まわりの保湿

膣周りをきれいに洗浄したら、すぐにたっぷりと保湿して潤いを与えることが大切です。

肌が薄くデリケートな膣周りには、顔に使用する一般的な化粧水ではなく、デリケートゾーン用の保湿剤を使用しましょう。

ポイントは、保湿した後に保湿剤が乾くまで下着を着用しないこと。すぐに下着を身に付けてしまうと炎症やかぶれの原因となるため、しっかりと乾かしてください。

膣マッサージ

膣を内側からケアするには、膣マッサージがおすすめ。

膣マッサージとは、指や器具を膣に挿入して膣壁や骨盤底筋をほぐすことです。血流がよくなり、柔軟性や潤いがアップするため、膣のゆるみや尿漏れ、萎縮性膣炎の予防・改善につながります。

膣マッサージには、膣内にも使えるオイルを使用します。膣内を傷つけないよう、爪は短く切って指の腹を使って丁寧に行いましょう。

指で行う場合は、膣周り全体にオイルを塗り、大陰唇から小陰唇、膣口、会陰の順に優しく撫でるようにマッサージします。

次に人差し指もしくは親指を第二関節あたりまで膣内に挿入し、押したり離したりして圧迫するように行います。慣れるまでは、膣内を撫でるようにマッサージするのもおすすめです。

整った生活習慣

ホルモンバランスの乱れは、デーデルライン桿菌の減少を引き起こし、膣まわりのトラブルの元となります。

ホルモンバランスは自律神経の乱れによって崩れることもあるため、栄養バランスの取れた食事や質の高い睡眠、適度な運動、ストレス解消など生活習慣を整えて、膣内のデーデルライン桿菌が減少しないように努めることが大切です。

膣トレ(骨盤底筋体操)

膣トレ(骨盤底筋体操)
参照:1回5秒の骨盤底筋トレーニングで軽い尿漏れを改善!

膣のゆるみや尿漏れ、骨盤臓器脱などのトラブルの原因となる骨盤底筋のゆるみは、膣トレ(骨盤底筋体操)で予防・改善できます。

道具を使わずにいつでも手軽にできるため、ぜひ毎日の習慣として取り入れてみてください。

以下は、仰向けの姿勢で行う膣トレ(骨盤底筋体操)のやり方です。

  1. 床や布団に腰を反らせないようにして横になり、ひざは肩幅に開く
  2. おならを止めるように肛門をギュッと締める。このとき、骨盤底筋は後ろから前に向かって動く。
  3. おしっこを途中で止めるように膣をギュッと締める。このとき、骨盤底筋は前から後ろに向かって動く。
  4. 大きく息を吸い、ゆっくりと吐きながら骨盤底筋→下腹→おへその順に空気を絞り出すような感じで骨盤底筋をおなかの中にぐっと引き込む。
  5. 大きく息を吸いながら、骨盤底筋の力を抜く。
  6. ここまでの動きを計5秒で行う。

動きに慣れてきたらキュッ、パッ、キュッ、パッとリズムよく5回繰り返します。

次に肛門を締める、膣を締める、骨盤底筋をおなかの中に引き込む動きを行い、それぞれ3秒ずつキープした後、骨盤底筋の力を抜く動きを5回繰り返します。

ここまでの動きを1セットとして、1日に2〜4セット行いましょう。

※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

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