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二世帯住宅で、義母の「ちょっと来て」が止まらない。「帰りたいのに」断り下手な夫婦がたどり着いた『作戦』は

  • 2026.2.20

友人Aの話です。
義実家の用事で呼ばれるたび、帰れなくなっていた夫。
「30分したら連絡して」という一言が、思いがけない変化を生みました。

画像: 二世帯住宅で、義母の「ちょっと来て」が止まらない。「帰りたいのに」断り下手が夫婦がたどり着いた『作戦』は

呼び出し

「ちょっと来てほしい」
玄関別の二世帯住宅で暮らすAは、義母からそう声をかけられることが増えていました。

義実家はすぐ下にあり、行こうと思えばすぐに行ける距離です。
専業主婦で日中自宅にいる時間が長いAが対応することが多く、家事の手を止めて向かうのが、いつの間にか日常になっていました。
特に義父が亡くなってからは、その頻度が目に見えて増えていたのです。
以前は週に一度ほどだった呼び出しが、いつの間にか数日に一度になっていました。

帰れない

呼ばれて行ってみると、頼まれた用事ははっきりしないまま。
用事らしき事柄が終わっても、気づけば昔話や近所の話が続き、Aは何度も壁の時計に目をやるほどです。
途中で止めた洗濯物のことが、頭から離れません。
「そろそろ戻らないと」と思っても、一人で寂しそうにする義母を前に、話の流れを切るきっかけがつかめず、立ち上がるタイミングを逃してしまいました。

「ごめんまだ夕飯できていないの」
帰宅した夫にそう言うと、最近では、様子に気づいた夫が代わりに義母のもとへ行くようになりました。
ところが今度は、夫自身がなかなか戻ってこず、帰宅すると靴下も脱がないまま、どっと疲れ果てた様子でソファに腰を下ろす日もあったのです。

30分

そんなある日、夫は出かける前にAへ言いました。
「30分経ったらスマホに連絡して」
優しさゆえに話を切り上げられない自分たちのために、時間を区切ることで、帰るきっかけをつくったようでした。

「ちょっと手が離せなくて、そろそろ戻れる?」
30分後、合図のつもりで、指示通りに夫へメッセージを送りました。

すると数分後に帰宅してきた夫。
Aから届く通知をきっかけに、夫は話を切り上げ、以前よりも早く戻って来られるようになったのです。

小さな変化

最近では、Aが義実家の用事をしていたと知ると、夫が少しだけ優しくなりました。
「長かった?」と、さりげなく聞いてくることもあります。

夫自身も同じように時間を使い、同じ断りづらさを経験したことで、Aの苦労を自分事として捉えてくれるようになったのかもしれません。
帰宅後の一言が、以前よりもやわらかく感じられました。
ほんの小さな変化ですが、お互いを思いやる新しいルールが、Aにとっては確かな支えとして、静かに残っているそうです。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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