1. トップ
  2. 恋愛
  3. なぜ日本選手はアメリカで勝てるのか?有村智恵が見た25年LPGAの衝撃と26年の主役たち

なぜ日本選手はアメリカで勝てるのか?有村智恵が見た25年LPGAの衝撃と26年の主役たち

  • 2026.2.17

数年前までがウソのように、毎トーナメントで日本選手の活躍をみれるようになった、アメリカ女子ツアー。今シーズンからも新たに2選手の参戦が決まり、15人の大所帯となって迎える新シーズンの展望を有村智恵プロに語っていただきました!

新人選手たちの信じられないような活躍

みなさん、こんにちは。プロゴルファーの有村智恵です。

ついこないだ終わったばかりな気がしますが、あっという間に新シーズンの開幕が近づいてきました。それにしても、25年シーズンの日本選手たちの活躍には驚かされましたね!山下美夢有選手、竹田麗央選手、岩井明愛選手、岩井千怜選手と日本では同じみの実力者たちではあるのですが、アメリアツアー参戦経験のある私から言わせてもらうなら、初年度から活躍できるようなツアーではないんです。ましてや、全員初優勝までしてしまうなんて・・・。もう考えられません!(笑)

日本でのツアー転戦経験こそ豊富な彼女たちではありますが、なんせ移動距離が違いすぎます。アメリカ国内といっても時差もありますので、毎週違う国に移動して戦っているようなものなんです。地域によって芝質も異なるためショットやパッティングのフィーリングが少しづつ狂ってきますし、自宅に帰る暇もありませんから精神的にも体力的にもタフです。実力もさることながら、適応能力の高さに本当に驚いています。

山下美夢有選手の2勝目には、想像以上の凄みがある

メジャーでの初優勝はとてつもないことなのですが、私が驚いたのは終盤で果たした2勝目です。慣れないアメリカツアー初参戦の終盤は、日本で1度も体験したことがないくらいの疲労感に悩まされるものです。体力的にもそうですし、様々な芝質に対応しながら過ごしたことでゴルフ脳も疲弊しきってしまいます。そんななか、横綱相撲といってもいいような堂々の勝ちっぷりを見せてくれました。彼女は、シンプルに構築されたゴルフだけでなく、とてつもなくタフなフィジカルを持っているのだと気づかされました。もしかすると、宮里藍選手以来の世界ランキングNO.1に登りつめてくれるのでは?と期待してしまいますね。

ベテランの奮起、中堅の意地にも期待

新人たちの活躍は、周りの日本人選手たちにも影響を与えているのではないでしょうか?畑岡選手も復活優勝を遂げ、悲願のメジャー優勝へ着々と準備をしてくるはずです。古江選手は、上位でこそ戦っていたものの優勝は果たせませんでした。アメリカ1年目を除くと、デビューから毎年優勝を果たしてきた彼女が、どんな課題を感じて準備をしてくるのか楽しみです。渋野選手、西村選手にとっては非常に苦しいシーズンになりましたが、Qスクールでシード権を確保してくるあたりに彼女たちの意地を感じます。正直、シード落ちしてQスクールにまわっているわけですから調子がいいはずがないんです。その中で、これから活躍を目指すイケイケの新人たちを相手にシードを確保するのは、簡単なことではありません。苦しみながらも実力をつけてきている何よりの証拠ですから、自信にして少しづつ浮上してもらいたいですね。吉田選手、勝選手は1年目に慣れ、2年目に浮上、いよいよ来シーズンこそ初優勝を遂げたいはず。お手本のようなステップを踏んできた彼女たちにはぜひ成し遂げてもらいたいと願っています。

今年のルーキーは2人

今年も2選手が新たにアメリカツアーの門を叩いてくれますね。下部ツアーで出場権を獲得した実質2年目ともいえる原英莉花選手。スケールの大きな彼女のゴルフは下部ツアーよりもレギュラーツアーのコースに合うのではないかと見ています。櫻井心那選手は、まだまだ未完成な選手のいう印象です。それだけに、たくさんのことを吸収して「これが私のゴルフだ!」というものを見つけてくれれば大活躍できるのではないでしょうか。

26年シーズンも開幕から見逃せないですね!

有村智恵
●ありむら・ちえ/1987年生まれ、熊本県出身。159cm。通算14勝(メジャー1勝)4月に双子の男の子を出産。

構成=岡田 豪太
写真=相田 克己
協力=セブンハンドレットクラブ

元記事で読む
の記事をもっとみる