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「社内の空気を悪くしているのは誰?」ダラダラ残業する先輩を放置し、定時退社の私を責めるブラック上司【作者に聞く】

  • 2026.2.16

SNSで自身の体験を中心に漫画を描いている、けろちゃんさん。なかでも新卒で入った会社でパニック障害と適応障害を発症し、ニートになるまでの体験を描いた作品には大きな反響があり、『とりあえず生きてる! ~新卒1年目で心を病んだニートが社会復帰した話~』として電子書籍化された。

「定時で帰る」という概念が存在しない

今回は、上司から言われた衝撃的な言葉について紹介する。自分の仕事を終えて定時で帰っていると、ある日突然上司からこう言われた。「けろちゃんさんのせいで社内の空気が悪くなっているの」

呆然(ぼうぜん)としていると、さらに追撃が。「これからはもっと成長できるためにも、もう少し業務を振り分けます。あなただけ先に帰ったら感じ悪いでしょ?」

「社内の空気が悪くなっている」と言われたときの率直な気持ちを、けろちゃんさんはこう振り返る。

「自分らしくいようとすればするほど、社会に溶け込めなくなるんだなぁって思いました。空気を作り上げている方たちにとって、私のような目につく存在そのものが、空気を悪くしているんだと思います」

そもそも社員は、誰も定時で帰っていなかった。「『定時で帰ろう』という概念が、そもそも社内になかったですね。きっと同期はその空気を察して、定時に帰らなかったのだと思います」

一方で、納得のいかない光景もあったという。「仕事がないのにおしゃべりして残っている人も多く、『それは許されるんかい!?』と思っていました。私としては給料泥棒だと感じるのですが…(笑)」

200万円貯まるまで辞めない…その決意の裏目

この時期から転職を意識するようになったけろちゃんさん。「200万円貯まったら会社を辞める」と決意するも、今なら別の行動に出ていたと振り返る。

「転職を考えていたころ、母親との間にさまざまなトラブルもあったので、実家を出ようと決意しました。頼れる家族もいなかったので、多少オーバーなくらい貯金して、余裕を持ってから出たかったんです。それとペットが複数いて、その子たちを連れていくためにも、200万円くらいは必要だと考えていました」

しかし、その目標が自分を苦しめることになった。「お金は、健康な体と心があってこそ、稼げるものです。今思うと体と心が壊れる前に、退職届を出していればよかったなと思っています…」

会社が合わないことを本格的に悟ったけろちゃんさん。波乱万丈の実体験を描いた漫画を、今後も楽しみにしてほしい。

取材協力:けろちゃん

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