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「寝酒がないと眠れない」毎日500ml缶を空ける夫→それが地獄の“アルコース依存症”への入り口だった【作者に聞く】

  • 2026.2.15
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」1 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」1 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社

「これが一日の楽しみなんだよ」。仕事終わりに、プシュッと開ける缶ビール。今日の終わりに自分をねぎらう至福の時間だ。その「ただの晩酌」が気づいたらやめられなくなっていた…。

三森みささん(@mimorimisa)の『だらしない夫じゃなくて依存症でした』(時事通信社)より、アルコール依存についての話を紹介する。「いつでもやめられる」そう思いつつ、アルコールで酩酊(めいてい)する気分を味わいたくて、なんだかんだと飲む理由を探している。あなたは大丈夫だろうか?

「だらしない夫じゃなくて依存症でした」2 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」2 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」3 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」3 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」4 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」4 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」5 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」5 画像提供:(C)三森みさ/時事通信社

仕事のストレスが「引き金」に

本書は、アルコール依存をメインに「ギャンブル依存」「薬物依存」など、日常的に誰もが陥りやすい依存症について描かれている。

取材を通して描かれたあるカップル。男性は学生時代、定期的に飲み会で酔っ払って楽しく騒いで、二日酔いになる日もあるごく普通のタイプだった。アルコール依存症とは縁遠い性格だったが、就職してから落ち込むことが増えた。嫌なことがあった日に飲むことから始まり、少しずつ上司や取引先との飲み会も増えていく。酔っ払うことで内向的な性格をごまかして、仕事の人たちに気に入られようとしていたのだ。

飲酒量が増すと一人で二軒目に行くようになり、休日でも昼間から飲むようになった。飲まないとリラックスできず、夜も寝付けなくなる。始まりはストレス発散のための飲酒だった。それが常習的になってくると、自分の意志ではどうにもならなくなっていく。

「脳の本能」がハイジャックされる病気

三森みささんは、本作のほかにも『母のお酒をやめさせたい』やカフェイン依存、ゲーム依存症などの啓発漫画を描く。今回は制作秘話について話を聞いた。

日ごろからアルコールを嗜(たしな)んでいると、依存に気づかないこともある。本人が「依存」に気づくことは難しいのだろうか。

「依存症は、脳の本能的な部分の奥から出てくる『欲求』が狂ってしまう病気なので、理性的な思考と本能的な思考がごっちゃになって、見分けるのが難しいんです。経験上『自分は依存症かも…』と、しっかり認識できている場合は、まだ初期だな~と思います」

病気が進行していくと、「自分は依存症かも(理性)」「このままじゃヤバいかも(理性)」と考えていても、同時に「でもやめたくない(本能)」「〇〇の理由があるからやめなくていい(本能)」が出てきて、すべての思考が一つの脳みそのなかでごちゃごちゃになっていくという。

「どれが理性でどれが本能的な部分なのか、自分の頭の中だけで見分けるのは困難です。ですので、本当は気づいてはいるんだけど、やめることができないという病気だと思います」

取材協力:三森みさ(@mimorimisa)

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