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「尊敬してるの」と何でも私の真似をするママ友→そんな彼女のアイコンを見て、ブロックしたワケ【短編小説】

  • 2026.2.14

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

何でも真似をするママ友

「本当に素敵。私、あなたのこと尊敬してるの」

公園で出会ったあるママ友は、いつも私を眩しそうに見つめてそう言いました。

最初は、私の持ち物やファッションを素直に褒めてくれる、感じの良い人だと思っていたんです。

でも、付き合いが長くなるにつれて、彼女の行動に少しずつ違和感を抱くようになりました。

私が新しいスニーカーを履けば、数日後には彼女も全く同じものを履いて現れます。

服装だけでなく、私の話し方や、子供への声の掛け方、果ては選んでいるおむつの銘柄まで、まるで鏡を見ているかのように真似をされるようになりました。

「尊敬しているから、つい真似したくなっちゃうの」

そう屈託なく笑って言われると、それ以上は何も言えませんでした。

むしろ、そこまで慕ってくれるなんてと、少し誇らしい気持ちさえあったのは事実です。

多少の執着も、仲が良い証拠だと思って自分を納得させていました。

そこまで真似するの?

そんなある日、園の行事の相談をするために、私たちはチャットアプリの連絡先を交換しました。

数回、他愛もないメッセージを交わしていたのですが、ある晩のことです。

ふと画面を見ると、彼女のプロフィールアイコンが更新されていることに気づきました。

「あ、アイコン変えたんだ。何にしたのかな」

軽い気持ちで画像をタップして拡大した瞬間、私は全身の血が引いていくような感覚に襲われました。

そこに映っていたのは、彼女の顔でも、彼女のお子さんの姿でもありません。

公園のベンチで、自分の子供を抱いて微笑んでいる「私」の姿だったのです。

それは数日前、公園で彼女が「撮ってあげる」と言ってスマホを向けてきた時の写真でした。

彼女は、自分自身のアイデンティティを示すはずのアイコンに、私と私の子供の写真を、さも自分の家族であるかのように設定していたのです。

スマホを持つ手が震えました。これまでは「可愛い真似」だと思って流してきましたが、これはもう境界線を越えています。

彼女は私に憧れているのではなく、私そのものになり代わろうとしているのではないか。

そう確信した瞬間、恐ろしさで動悸が止まりませんでした。

「そのアイコンって、私と子供だよね?」

問い詰めても、既読だけつき、返信はありません。

私はそのまま静かに彼女のアカウントをブロックしました。

憧れと執着は、紙一重です。

相手を尊重できない好意は、ただの恐怖でしかありません。翌日から、私は彼女のいない別の場所へ、子供を連れて行くことに決めました。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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