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「遮るものがない大海原に、一筋の光が美しい」日本最速!?本土最東端の初日の出イベントレポート【しろまる寄り道⑱】

  • 2026.2.12

WEBマガジンSitakkeで連載中の、ちょっと“距離感”がおかしい道民、白丸あすかが描く漫画『しろまるほっかいドライブ~白丸さんは距離感がおかしい~』から、寄り道スポットをご紹介します。

今回のドライブは、釧路~根室を通り納沙布岬で年越しするというプラン。130キロ程度の移動では物足りない(?)白丸さんは、釧路の郊外をぐるりと回って寄り道をすることにしたようです。

寄り道スポットNo.18 根室市「納沙布岬 初日詣」

Sitakke読者の皆さまこんにちは。
旅好き北海道民のしろまるです。

本コーナーは道内をドライブする連載企画『しろまるほっかいドライブ~白丸さんは距離感がおかしい~』の作中において登場したスポットを掘り下げて紹介する寄り道コーナーとなっております。ちょっとディープな北海道の世界へご案内!

2025年12月31日

年越しドライブで道東を訪れていたしろまるは、海沿いを通る「北太平洋シーサイドライン」を抜けて、本土最東端に位置する根室に到達しました。今回の目的は最東端の納沙布(のさっぷ)岬から見える初日の出です。

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人気店でご当地グルメに舌鼓をうつのもいいですが、まったり部屋食に興じるのも乙なものです。

“本土最東端”と聞くと、つい「日本一早い初日の出が見られる」と勘違いをしてしまいがちですが、実は緯度の関係で富士山頂や千葉県にある犬吠埼(本州最東端)のほうが初日の出の時刻は僅かに早く、納沙布岬が日本最速というわけではありません。ただし、北海道の平地で一番早い事実に変わりはありませんので、道内最速を狙いたいところです!

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翌朝。

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おはようございます。

未明にセットしたアラームで目を覚ましたしろまるは、旅のゴールである納沙布岬を目指してホテルを出発しました。根室の市街地から納沙布岬までは20~30kmの距離があり、約30分ほどの時間を要します。道中の路面は積雪がほどんどないドライコンディションでしたが、車の外気温はマイナス6℃を示していて冷え込んでいる様子でした。

やがて岬の先端付近が近づいてくると、暗闇の中にぼんやりと巨大な建物が浮かび上がってきました。これは納沙布岬に聳える高さ96mの「オーロラタワー(※現在は休業中))です。この日はタワーの直下のスペースが初日の出参観者用の駐車場として開放されており、しろまるが現地に到着した午前5時頃には、すでに沢山の車が泊まっていました。その場所で一夜を明かしたのであろう、車中泊の方々も多く見受けられます。

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賑わいをみせる臨時駐車場。

タワー近くに車を停め、まずは北方領土資料館という建物に向かいます。ここでは、5時20分頃から干支にちなんだ記念絵馬の無料配布が実施されるのです。日の出の時間にだいぶ余裕をもって納沙布岬にやって来た理由は、この絵馬をGETするためでもありました。

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配布された2025年午(うま)年の記念絵馬。
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配布場所となった「北方領土資料館」。絵馬の配布は5時20分~の予定を少し前倒しして、5時過ぎから行われていました。

無事にお目当ての絵馬を受け取り、初日の出の参観場所を散策していると、予想外のものがしろまるの目に飛び込んできました。

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/ ドン! \

なんと、元旦未明から岬の売店(+食堂)が営業しているではありませんか!

以前宗谷岬で年越しイベントに参加した際は、売店が冬季休業中で開いておらず、公に暖を取れる場所がありませんでした。てっきり納沙布岬も同様だと思っていたのですが、こればかりは予想をいい意味で裏切られてしまいました。冷え込みが厳しい年越しイベントにおいて、寒さを凌げる室内空間と身体の内側から温まる料理の提供はとても有難いですからね。

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請望苑さんの食堂で「かに鉄砲汁(600円)」をいただきました。花咲ガニを殻ごとぶつ切りにして入れた贅沢なお味噌汁です。

鉄砲汁を飲み干し、再び外に出た段階の時刻は6時。
少しずつ空全体が明るみはじめていました。

ふと道路のほうへ目をやると、先ほどしろまるが愛車を停めたオーロラタワー直下の臨時駐車場が満車になっているらしく、その先の駐車場目当ての車列がずら~りとできていました。納沙布岬の初日詣でスムーズに駐車を済ませたい方は、5時前の現地入りがおすすめかもしれません。

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納沙布岬で渋滞が起こるのはレアな光景ですね!
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程なくして北方会館前で郷土芸能「ねむろ太鼓」の演奏が始まります。

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力強い太鼓の音色をバックに、水平線が徐々にオレンジ色に染まってきました!
そろそろですかね!

6時49分
日の出の時刻となりましたが、まだ太陽の姿は確認できません。
どうやら水平線付近に雲があって日の出が遅れているようです。
寒さと逸(はや)る気持ちが交錯する、もどかしい時間がしばらく続きました。

6時59分
予定から10分遅れで……ようやくその時が訪れます。

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ご来光~
最東端の地に、待ちに待った太陽が顔を出しました。

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日の出の瞬間を岬越しに太陽が昇るスポットで迎えた後は、メインの初日詣ポイントである納沙布岬灯台の近くへ移動。
北海道に現存する最古の灯台として知られる納沙布岬灯台の付近からは、視界を遮る物がない大海原が一望できます。

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太陽が雲の切れ間に差し掛かると、最東端の海に一筋の光の道が出現。
綺麗ですね~

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昨年は『ほっかいドライブ』の取材旅で道内を中心に色々な場所を旅してきました。最東端で始まった今年は一体どんな1年になるのか、とても楽しみです。

以上。
本土最東端の地、納沙布岬にて開催された初日の出イベントのレポートでした。

北海道の太平洋側は道内でも比較的雪の量が少なくて冬場でも運転がしやすく、釧路~根室エリアに関しては乾燥した晴れの日が多いおかげで初日の出を狙うならオススメの場所です。日の出時刻にあわせて根室市内の各所と納沙布岬を結ぶ「初日の出詣バス」も運行されていますので、自分の足が無い方でも最東端の初日の出にチャレンジが可能です。

今回のドライブコース

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寄り道スポット情報

【納沙布岬】
住所:北海道根室市納沙布
TEL: 0153-24-3104
24時間観光可能 無料駐車場有

【北方領土資料館】
住所:根室市納沙布岬33番地2
TEL:0153-28-2445
営業時間:午前9時~午後5時
定休日:年末年始・11月~4月は水曜休館

***
文・絵:白丸あすか
編集:Sitakke編集部YASU子
※掲載の内容は取材時(2025年12月31日~2026年1月1日)の情報に基づきます

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